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高須院長「勝利を確信」から一転、リコール署名問題は強制捜査に 同一筆跡・死者の名前・バイト委託

2021年2月24日 14:18
 大村知事に対するリコール署名を巡る問題で、新たな動きがありました。愛知県警は24日、偽造されたとの疑惑が浮上しているリコール運動の署名を押収。強制捜査に乗り出しました。
 24日午前10時半ごろ、名古屋市中川区の選挙管理委員会に愛知県警の捜査員が入りました。

 24日から3日ほどかけて、県内の64カ所の選挙管理委員会からすべての署名簿を押収する方針です。

 この署名簿の一部が何者かによって偽造された疑いが浮上しています。
 

リコール運動を主導した高須克弥院長(2020年10月)

高須院長「勝利を確信」でも、署名は約8割”無効”
 発端となったのは2019年に愛知県で開かれた「あいちトリエンナーレ」です。

 展示された昭和天皇を扱った作品などを問題視した高須克弥院長らが、大村秀章知事のリコールを求め、署名運動を始めました。

 「ぼくの目算では勝利を確信しております」(高須克弥 院長 2020年10月)

 リコールに必要な署名の数は約86万人分。

 実際に選挙管理委員会に提出された署名は、半数ほどの約43万5000人分でした。

 しかし、約8割は「無効」と判断されました。

 メ~テレの取材で、ずさんとも言える署名の実態が明らかになりました。
 

取材で明らかになった”ずさん”な署名の実態

なぜ「無効」なのか、”ずさん”な署名の実態
 関係者によりますと、約43万5000人分の署名のうち、約32万7000人分は、筆跡などから同一人物が複数人分の署名をしたとみられるものでした。

 さらに、8000人分以上のものは、リコール運動が始まった時点ですでに死亡している人の名前が書かれたものだったのです。

 「勝手に自分の名前が使われた」と不正を訴える声もあがっています。

 「このままでは、リコール制度自体が非常にないがしろにされるような、信頼を失墜させるような状況ですので、私たちとしても声をあげたい」(告訴状を提出した碧南市議)
 

疑惑の”署名偽造”の流れ

大量の署名偽造、リコールの事務局側は関与を否定
 取材で見えてきたのは、大規模な署名偽造の疑惑です。

 事務局によりますと、名古屋市の広告関連会社が2020年6月、署名集めの協力者を募るため、無償でハガキを投函すると申し出て、事務局から任されたといいます。

 また、関係者によりますと署名集めが佳境に差し掛かった2020年10月中旬、この広告関連会社の社長が周囲に対し、「事務局から『人を集めてほしい』と依頼された」と話していたといいます。

 事務局幹部のサインと押印がされた発注書もあり、すでに警察に提出されているということです。

 同じ時期には、広告関連会社の下請け会社を通じて佐賀県内で「名簿の書き換え作業」のアルバイトが募集されていたことも判明。

 佐賀で、大量の署名偽造が行われたのではという疑惑について、リコールの事務局側は関与を否定しています。

 「佐賀で僕の名前で発注書が出ている・署名しているという話がありますが、具体的な指示者は知りません、佐賀の業者も知りません。発注書を出していません」(田中孝博 事務局長 22日の会見)

 「事務局長を信じないで組織は動きません。河村市長が紹介してきてくださった人材なんです。河村市長を信じていたら、市長が紹介してくださった事務局長を信じないわけないです。河村市長は僕と心が一つです」(高須克弥 院長 22日の会見)
 

名古屋市 河村たかし市長

河村市長「やるはずない」 大村知事「高須氏・田中氏・河村氏が首謀者」
 リコール運動の“応援団長”と公言していた河村市長は、24日、関与について改めて次のように話しました。

 「何回も言っているが本当にないです。こんなことをやるはずもないし、考えるはずもないですよ」(名古屋市 河村たかし市長)
 

愛知県 大村秀章 知事

 リコールの対象となった大村知事は、「3人」の名前をあげ、実態の解明を求めています。

 「誰が指示して誰のお金でやったのかは、追及されなければいけないのではないでしょうか。高須氏・田中氏・河村氏、お三方が首謀者でありますから、明らかにする責務があるのではないかと考えます」(愛知県 大村秀章 知事 22日の会見)
 
 警察は、県内の64カ所の選挙管理委員会からすべての署名簿を押収し、実態の解明を進める方針です。

(2月24日 15:40~放送 メ~テレ『アップ!』より)
 

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