病床ひっ迫、通常搬送を断られ2人心肺停止に 河村市長「申し訳ない」 名古屋

2021年1月26日 15:31
 新型コロナの自宅療養患者が死亡するケースが全国で相次いでいます。名古屋では、病院のベッドの数がひっ迫していることで、通常の医療にも影響が出ています。

 名古屋市では新型コロナ感染者の増加により、通常の救急患者の搬送に時間がかかり、心肺停止の状態になった事例が2件ありました。

 24日、60代男性が市内10か所の医療機関から断られ、救急要請から医療機関到達まで1時間6分かかりました。

 22日には、70代女性が市内8か所の医療機関から断られ、到着までに1時間9分を要しています。

その結果、2人とも搬送中に心肺停止の状態となりました。

 2人は新型コロナ感染が疑われる患者ではないということです。市によると通常、病院到着までは30分程度だということで、病床ひっ迫の影響があったとみています。

 名古屋市では、こうした受け入れ先の病院が見つからずに救急搬送に時間がかかる、救急搬送困難事案が去年より増加しています。

 名古屋市消防局によると、今月18日から24日までの1週間の救急搬送困難事案は39件、去年の同じ時期と比べて2.7倍以上増えています。

 名古屋市の河村たかし市長は、こうした状況について。

 河村市長「申し訳ない。とにかくコロナ患者のキャパ(病床数)を増やさなくてはいけないが、そこを確保するとコロナではない人を救急車で受け入れられなくなる。」

 河村市長は、新型コロナの患者を民間の病院で受け入れてもらうよう交渉することで病床数に余裕を持たせたいと話しました。

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