保守分裂選挙の岐阜県知事選でなにが起きていたのか カギ握る重鎮県議と野田聖子議員を直撃

2021年1月24日 16:03
 岐阜県知事選挙は24日、投票が行われ、開票作業が進められています。半世紀ぶりの保守分裂となった今回の知事選挙。キーマンとなる野田聖子衆院議員と猫田孝県議を直撃しました。
 「なんとしても県民の命を守る。途中でこの職を離れるわけにはいかない」(古田肇氏)

 4期16年にわたり知事を務めてきた古田肇さん。

 支持するのは、野田聖子衆院議員をはじめとする岐阜県選出の国会議員6人と、自民党県議団のおよそ半数です。

 一方で、これまで古田さんを支えてきた自民党の岐阜県議団の幹部らは、多選やコミュニケーション不足などを理由に古田さんを支持せず、元中央官僚の江崎禎英さんを擁立。

 江崎さんは岐阜県出身で、県の商工労働部長に出向経験もあります。

「コロナは必ず終わります。その先の未来、必ず明るいものになる」(江崎禎英氏)
 

猫田孝 県議

 古田さんの支持を巡り、真っ二つに割れた自民党県議団。

 その背景には、岐阜の「ドン」とも言われる重鎮県議と、野田聖子衆院議員との対立がありました。

「コミュニケーションも取れていない。若手とか中堅議員とかがこちらから(知事に)会いたいと言って会えないのは向こうが悪いですよ。」(猫田孝 県議)

 古田さんの続投に異を唱えるのは、13期47年に渡って県議を務める猫田孝県議。

「今の県政は硬直して閉塞感があって、ここで新しい人にならないと岐阜県はこれ以上の発展はないという覚悟で江崎さんを推す決意をした」(猫田孝 県議)
 

野田聖子 衆院議員

 実は、野田聖子衆院議員にも県議から出馬の打診があったといいます。

 「『お前(知事選に)出ないか』みたいな、私に対しても。そういうプロセスがあったので、そういうことで200万県民の知事を選んではいけないなという自分の矜持がある」(野田聖子 衆院議員)

 「『変化の中の空白がコロナには危険』、そこではやはり取り組みを実際にされてきた知事が引き続きやり続けることが、県民の安全、安心につながると私は確信している」(野田聖子 衆院議員)

 2005年の小泉政権の「郵政選挙」。

 郵政民営化法案に反対した野田議員が、党本部の公認を外された際、猫田県議が県連公認として野田さんを支援し、当選にこぎつけたのです。

 「私は猫田先生を父のように思ってましたから」(野田聖子 衆院議員)

 「非常に気配りできる人。本当に娘のようにお付き合いした」(猫田孝 県議)

 野田衆院議員は、「今回はたまたま猫田先輩と路線が違っただけ」と話し、猫田県議は、「かつての友情が壊れるような選挙で残念」と話します。

(岐阜県知事選挙 開票速報 配信特別番組「コロナ禍の岐阜決戦 知事は誰に?」 1月24日(日)午後7時50分〜)
 

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