選挙演説はドライブインやリモート 候補者本人もPCR検査 コロナで異例の岐阜県知事選

2021年1月15日 16:03
 国の緊急事態宣言の対象となっている岐阜県で、異例の選挙戦が繰り広げられています。岐阜県知事選挙に立候補したのは4人。ドライブインにオンライン、そしてPCR検査。「密」を避けながらの選挙戦に密着しました。
  国の緊急事態宣言の対象となっている岐阜県。

 そのさなかに行われているのが、県民200万人の未来を左右する岐阜県知事選挙です。

 名乗りを上げたのは、届け出順に、元内閣府大臣官房審議官で、新人の江崎禎英さん(56)、共産党が推薦する新人の稲垣豊子さん(69)、元県職員で新人の新田雄司さん(36)、5選を目指す現職の古田肇さん(73)の4人です。
 
ドライブイン演説会
 コロナ下で行われる知事選は、「密」を避けた異例の戦いを見せています。

 候補者が熱弁をふるう目線の先には、駐車場に止まった何台もの車が。

 江崎さんの陣営では、当初予定していた屋内での演説会を急遽変更。行われたのはドライブイン演説会です。

 およそ100台が集まったといいます。

 拍手の代わりは、ハザードランプの点滅です。

「(顔は)見えていないが、熱気を感じる。(ドライブイン演説会は)非常によかったと思う」

 江崎さんの陣営では、SNSにも特に力を入れています。

 岐阜県内をめぐりつつ、隙間時間に写真や動画を撮影・投稿します。

 直接会えない人に思いを届けるためYouTubeのライブ配信も始めました。
 

岐阜県知事選の候補者

出陣式はすべてキャンセル
 一方で古田さんは、現職ならではの姿勢で選挙に臨みます。

 「本当に申し訳ないと思いつつも、出陣式をすべてキャンセルした」(古田さん)

 告示日、出発する街宣車を見送ったのは古田さん本人。異例の光景です。

 候補者が登壇するはずの個人演説会も、現地には行かず撮影済みの映像を流すかリモートでの参加に。

 12日に下呂市の観光業界の関係者や若手経営者とのオンライン意見交換会でも、その途中でかかってきた西村経済再生担当大臣からの電話で中断。

 公務優先で、可能な選挙活動を探ります。
 
候補者自身もPCR検査
 「距離をとってお聞きくださるようお願いいたします」(稲垣さん)

 密を避けるように、集まった人に呼びかけながらの街頭演説。

 唯一の女性候補、稲垣さんもコロナ対策に気を配りながら、支援者と交流します。

 14日夜に関市で行われた稲垣さんの演説会では、出入口を開放し、座席の間隔をあけるなどの対策を徹底しました。

 「お会いするときに、自分が感染することより自分たちが感染させないかが心配で、先週土曜日に検査して日曜日の夕方には陰性だとわかりました」(稲垣さん)

 候補者自身と陣営の幹部ら5人が、PCR検査を受けて陰性を確認したといいます。

 このほか知事選には、元県職員で新人の新田雄司さんも立候補し、県民目線で、住みよい岐阜県をつくりたいと訴えています。

 岐阜県知事選挙は24日に投票が行われます。
 

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