「夜の酔客は目を覚まして!」 緊急事態宣言、医師の警鐘

2021年1月8日 14:38
 新型コロナウイルスの感染者数が「爆発的な増加」の傾向にあります。首都圏1都3県に発出された緊急事態宣言や、感染者数の急増について、ぎふ綜合健診センター所長で岐阜大学の村上啓雄名誉教授に話を聞きました。

ぎふ綜合健診センター所長で岐阜大学の村上啓雄名誉教授

Q 首都圏の1都3県には、緊急事態宣言が出ました。効果は期待できるのでしょうか?

 「(昨春の)1回目の宣言の時は、相当大きなインパクトがあったと思います。今回は2回目ということで、1回目に比べればインパクトが弱いのではないかと、少し心配ではあります。しかし今まで、マスク着用、手洗い、体調チェック、ソーシャルディスタンスという4つの対策をしっかり実行している方で、感染した人は少ないです」
 

ぎふ綜合健診センター所長で岐阜大学の村上啓雄名誉教授に聞いた「気を付けること」

 「こういったことを守れていない人、夜の飲食店などへ行って感染リスクを高めている人は、ぜひ目を覚ましていただきたい。緊急事態宣言が出る、ということにどんな意味があるのか、経済を止めてでも感染を予防しないと今後大変なことになるという、大きなメッセージをぜひ耳に入れていただいて、リスクのある行動を慎んでいただくように、強く求めたいと思います」
 

東海3県の1日あたりの感染者数(メ~テレ調べ)

 Q この2か月で、東海3県の新規感染者数は10倍に急増しました。要因としては、何があげられますか?

 「人と人とが密に集まる機会が、年末年始に相当増えていたんじゃないかということがあります。一方、冬になって気温が下がって乾燥しています。ウイルスの生存期間が延びて、より人に感染しやすい状況になっている。そういったことが複合的な要因となっていると思っています」

 Q 年末年始の行動が、年を明けての感染拡大と関係しているということですね?

 「年末年始は、通常なら帰省して家族や同窓生で会ったり集まったりする機会が相当多くなる時期です。この年末、私も街の中を歩いてみましたが、時短営業のお店でも、かなりの方が集って飲酒を伴って楽しく会話をされていました。当然、マスクを外していますから、ウイルスにとっては、人から人へうつるチャンスだったのではないかと思います」
 

日本医師会 中川俊男 会長「現実は既に医療崩壊」

 Q 「すでに医療崩壊は始まっている」という声も出ています。

 「病床使用率は、地域によって大きな差があります。岐阜県では地域によっては、確保病床が満床だったり、救急医療を止めないといけなかったりという状況もあります。コロナの患者さんをみるのに手いっぱいで、一般診療を縮小せざるを得ない状況が実際に起こっています。我々もレッドアラート、すなわち医療崩壊といっていい状況になっています」

(1月7日 15:40~放送 メ~テレ『アップ!』より)
 

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