岐阜県知事選、「保守分裂」の構図と候補者4人の顔ぶれ

2021年1月7日 18:26
 新型コロナ対策を始めとする県政のかじ取りを誰に託すのか…。24日投開票の岐阜県知事選挙。55年ぶりの「保守分裂」の行方が注目される選挙の構図をまとめました。
 1600年に天下分け目の「関ケ原の合戦」が行われた岐阜県。

 北には世界遺産・白川郷や飛騨高山、南には長良川の鵜飼など観光名所にも恵まれた「日本の真ん中」。

 その岐阜の政界が揺れている。

 1月24日投開票の知事選には4人が立候補。

 さらに自民党が現職と新人の支持で割れ、「保守分裂選挙」となった。

 「県民はコロナで不安な気持ち。この空気を選挙戦で変えていく」(江崎禎英さん)

 新人の江崎禎英氏。古田知事と同じ旧通産省出身の元中央官僚で、商工労働部長として岐阜県に出向していたこともある。

「女性たちの声はどこへ届けばいいのか。その受け皿になっていきたい」(稲垣豊子さん)

 新人で共産党が推薦する稲垣豊子氏。38年にわたり小中学校の教師として勤務し、現在は新日本婦人の会県本部会長だ。

 「幅広い課題に正面から向き合い、県民目線で取り組みたい」(新田雄司さん)

 新人で元岐阜県職員の、新田雄司氏。現場で働いた経験をもとに、住みよい岐阜をつくりたいという。

 「なんとしても県民の命を守る。途中でこの職を離れるわけにはいかない」(古田肇さん)

 現職の古田肇知事。4期16年の実績を誇り、今回5期目の出馬を決めた。当選すれば過去最長の長期政権となる。

 「ベテラン県議らの“古田降ろし”から端を発した。自由民主党の昭和の長老支配政治」(野田聖子衆院議員)

 古田知事を支持するのは野田聖子県連会長をはじめ県内の自民党国会議員のほとんど。新型コロナウイルス対策などの手腕を評価している。

 「我々は反対です。現職には」(猫田孝議員)

 江崎氏を支持するのは在任47年の大ベテラン猫田孝県議ら自民党県議団のおよそ半数。古田知事の多選を批判して江崎氏を担ぎ出した。

 国政・県政ともに代々、自民党が強く「保守王国」と言われる岐阜県の知事選挙で自民党が割れるのは、1966年以来の事。実に半世紀ぶりだ

 新型コロナの猛威が続く中、160万人あまりの有権者は誰に県政のかじ取りを託すのか。

 かつて、この地を治めた織田信長が、名付けたという「岐阜」の知事は誰になるのか。

 投開票は1月24日だ。
 

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