55年ぶり「自民王国・岐阜」割る保守分裂の知事選挙 カギ握る重鎮県議VS野田聖子衆院議員 2人を直撃

2021年1月6日 17:25
 7日に告示される岐阜県知事選挙。新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、岐阜県で55年ぶりに「自民王国」が真っ二つに分かれる異例の事態に…両陣営のカギを握る2人を直撃しました。
現職知事と元中央官僚の新人 自民党が2つに割れる
 7日に告示される岐阜県知事選挙。「自民王国」が55年ぶりに「保守分裂」の混戦模様となる見通しです。

 5選を狙う現職の古田肇知事(73)、新人で元内閣府大臣官房審議官の江崎禎英さん(56)、新日本婦人の会県本部会長の稲垣豊子さん(69)、元県職員の薬剤師、新田雄司さん(36)の4人が立候補する見通しです。

 「なんとしても県民の命を守る。途中でこの職を離れるわけにはいかない」(古田肇知事)

 4期16年にわたり知事を務めてきた古田肇知事。

 支持するのは、野田聖子衆院議員をはじめとする岐阜県選出の国会議員6人と、自民党県議団の約半数です。

 一方で、これまで知事を支えてきた自民党の岐阜県議団の幹部らは、多選やコミュニケーション不足などを理由に古田知事を支持せず、元中央官僚の江崎禎英さんを擁立。

 江崎さんは岐阜県出身で、県の商工労働部長に出向経験もあります。

 「コロナは必ず終わります。その先の未来、必ず明るいものになる」(江崎禎英さん)
 

新人擁立に動いた猫田孝県議

“岐阜のドン”ともいわれる重鎮県議「新しい人にならないと発展はない」
 古田知事の支持を巡り、真っ二つに割れた自民党県議団。その背景には、岐阜の“ドン”とも言われる重鎮県議と、野田聖子衆院議員との対立が…

 古田知事の続投に異を唱えるのは、13期47年に渡って県議を務める猫田孝県議。

 「今の県政は硬直して閉塞感があって、ここで新しい人にならないと岐阜県はこれ以上、発展はないという覚悟で江崎さんを推す決意をした。(古田知事とは)コミュニケーションも取れていない。若手とか中堅議員が知事に会いたいと言って会えないのは向こうが悪い」(猫田孝県議)
 

現職を支持する野田聖子衆院議員

野田聖子議員「私にも出馬打診」「知事引き続きやり続けることで安心に」
 実は、野田聖子衆院議員にも県議から出馬の打診があったといいます。

 「お前知事選に出ないかみたいな、私に対してもプロセスがあった。そういうことで200万県民の知事を選んではいけないなという自分の矜持があった。変化の中の空白がコロナには危険。古田知事には岐阜県を維持してきた向上させてきた実績がある。新型コロナにどう打ち勝つかがすべての政策に勝るという風に、国会議員としては思っている。やはり取り組みを実際にしてきた知事が引き続きやり続けることが、県民の安全安心につながると私は確信している。」(野田聖子衆院議員)

 2005年の小泉政権の「郵政選挙」。郵政民営化法案に反対した野田議員が、党本部の公認を外された際、猫田県議が県連公認として野田さんを支援し、当選にこぎつけたのです。

 「大先輩。私は猫田先生を父のように思ってましたから」(野田聖子衆院議員)

 「野田議員は気配りができる人。娘のようにお付き合いした」(猫田孝県議)

 野田衆院議員は「今回はたまたま猫田先輩と路線が違っただけ」と話し、猫田県議は「かつての友情が壊れるような選挙で残念」と話します。
 

岐阜県知事選挙は7日告示・24日投票

共産党推薦元教師の新人と、元県職員の新人 4人が立候補予定
 異例の「保守分裂」となった岐阜県知事選には、さらに、2人が名乗りを上げています。

 「女性の声弱い人の声をいっぱい集めて岐阜県政を変えていきたい。」(稲垣豊子さん)

 38年にわたり県内で小中学校の教師を勤めた新人で、共産党が推薦する稲垣豊子さん。女性や子どもなどの意見を受け止め、教育や福祉の充実を訴えます。

 他にも、元県職員で新人の新田雄司さんが立候補を予定していて、医療体制の強化を訴えています。

 4人が戦う岐阜県知事選挙は、7日告示、24日に投票が行われます。

(1月6日 15:40~放送 メ~テレ『アップ!』より)
 

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