内定断り移住を決断、岐阜で夢追う若者たち

2020年12月22日 11:05
 名古屋駅から電車で約20分の岐阜駅周辺。開発ラッシュが進む一方、懐かしさも残る街に魅かれ、企業の内定を辞退してまで移住し、岐阜で働く人がいます。若者から見た岐阜市の魅力とは。

富山から岐阜に「移住」した土肥彩香さん

 富山県出身の土肥彩香さんのお気に入りの場所は、中心地から少し外れたレトロな喫茶店・「ル・モンド」です。

 「こんなところにあったんだっていう発見した感じが面白くて」(土肥彩香さん)

 大学進学とともに岐阜に住み始め、卒業後は富山の企業への就職が決まっていたという土肥さん。

 しかし、その内定を断って富山に戻らずに岐阜で暮らすことを選びました。
 

イベントを運営する会社の社員として岐阜で働く土肥さん

地元・富山の企業の内定を辞退、それでも岐阜に住みたい理由
 学生時代、柳ケ瀬商店街を盛り上げるイベントにボランティアとして関わっていたことが移住の決め手でした。

 「街の雰囲気も好きなんですけど、ここにいる人がすごく好きで。みんな自分のこと頑張っていて、かっこよくて、自分にとってそれがすごく新鮮だったので、こういう人たちみたいになりたいなっていう気持ちで」(土肥彩香さん)

 毎月第3日曜日だけ開かれるイベント当日は、県内外から100を超える店舗が商店街に集まります。

 土肥さんは今、このイベントを運営する会社の社員として商店街の活性化に携わっています。

 「柳ヶ瀬に来て、もっとここに関わりたいという気持ちが大きくなりすぎて、柳ケ瀬に飛び込んじゃったって感じです。地元に帰らないという決断は、けっこう自分にとって大きい決断だったと思うんですけど、こっちに来てよかったことがたくさんあったので、いろんな人に出会えたり、来てよかったです」(土肥彩香さん)
 

岐阜市の移住者を増やす取り組み

 岐阜市も、移住者を増やそうと取り組んでいます。

 市の指定する区域内で新築住宅を購入したり、その区域内に就職のために引っ越したりすれば、条件に応じて助成金などが支給される制度を創設。
 

Uターンでカフェを経営する山田規喜さん

地元にUターン カフェ経営で叶えた夢
 地元に戻る、いわゆるUターンの人たちへの支援金制度もあります。

 商店街でカフェを経営する山田規喜さんは、Uターンした1人です。

 山田さんは、音楽活動のため26歳の時に上京。

 東京で通っていた喫茶店のマスターに憧れ、地元でカフェを開くことが夢になったといいます。

 「東京にいるときも『岐阜いいな』ってどっかで思ってるところあったので、帰ってきて実際にお客様とか働くスタッフも、関わる人たちみんな温かくて明るくて、やっぱりここでやってよかったなと思います」(山田規喜さん)
 

大好きな音楽を楽しむ山田さん

 地元に戻って6年。

 カフェ以外にも大好きな音楽や、食事を忘れるほど絵を描くことに没頭する日々。

 戻ってきた岐阜市で、すべて両立させた生活を送っています。

 「都会じゃないと思うんですけど、いざ岐阜に来ると面白い店とかかっこいい店とか先輩だったりそういう人が東京に負けてないくらい本当にいると思うので。それに負けじとじゃないんですけど、この店は何ができるのかなと思って、自分自身にも落とし込んで発信できたらなという気持ちです」(山田規喜さん)

(12月22日 15:40~放送 メ~テレ『アップ!』より)
 

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