「すぐに対応できる病床はオーバー」 名古屋の大規模病院、相次ぐ入院要請でも人手足りず

2020年12月3日 16:34
 感染者が増加し、収束のきざしが見えない、新型コロナウイルス。名古屋の相談センターでは相談件数が急増。一方、医療現場でも入院患者の増加に懸命に耐えています。

電話が鳴りやまない、名古屋の「コールセンター」

相談を受け付けるコールセンターは電話が鳴りやまず
 感染者の増加に比例するように相談を受け付ける現場にも影響が出ています。

 名古屋市の「コールセンター」では、発熱などの症状が出て、医療機関への受診を迷うケースのほかに、検査や感染予防法、消毒方法などに関する相談を、24時間、受け付けています。

 センターが開設された11月9日から15日までの1週間に発表された市内の新規感染者の数はあわせて439人です。

 この期間、センターには1498件の相談が寄せられました。

 その後、11月23日から29日にかけて市内の新規感染者の数は600人です。この期間の相談件数は「2665件」。1000件以上増えました。
 

名古屋市健康福祉局 石原聡係長

感染者が増加する中、相談内容に変化が
 相談内容にも変化が出ています。

 「無症状の方なんですが、周りに陽性者がいるということで心配されて、相談される方が増えている状況です」「保健センターが陽性者あるいは濃厚接触者の方の対応で追われているので、なかなかつながりにくい状況にあります。一般的な相談はコールセンターにお願いいたします」(名古屋市健康福祉局 石原聡係長)

 コールセンターの電話番号は「0522493703」です。ファクス番号は「0522652349」です。

 
 

名古屋市立大学病院 中村敦教授

保健所からの入院要請は毎日
 一方、医療現場では。名古屋市立大学病院では、病床、人手ともにひっ迫しています。

「すぐに対応できる、即応病床の数はもうオーバーしてる。即応病床以上に受けていて、準備病床のほうもある程度確保して押さえてはいるんですけど、そこも埋まってきているような状況になっている」「かなり切迫している状況で、自宅から重症化して運ばれるという例もある。名古屋市内は9割以上即応病床は埋まっているのではないかと推察される」(名古屋市立大学病院 中村敦教授)

 保健所からの入院要請は毎日来るということですが、すべてを受け入れることはできません。

「病院側も実際にきちんとした医療が提供できない状態で受け入れられない」(名古屋市立大学病院 中村敦教授)

 愛知県内では重症者の数も増加しています。

「重症例が多いということは、適切な医療をやらなければ亡くなる患者さんが増えるということで、そのために必要な医療のマンパワーが必要になる。重症者が増えることはかなり深刻な問題になってきているので重く受け止めている」(名古屋市立大学病院 中村敦教授)

(12月3日 15:40~放送『アップ!』より)
 
 
 

これまでに入っているニュース

もっと見る