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知事選挙なのに「2人推薦」の怪…背景に県議団との“確執”か 国会議員も巻き込み揺れる保守王国・岐阜県

2020年11月24日 14:16
 長年、国会議員・県会議員ともに自民党が大勢を占め「保守王国」と呼ばれる岐阜県の自民党が揺れています。その原因は、2021年1月の知事選挙です。
 任期満了に伴う2021年1月の岐阜県知事選挙に11月20日、現職の古田肇知事が出馬を表明しました。

 現在4期16年。当選すれば岐阜県知事として最も「長期政権」となります。

 「年末に向けて本格的な第3波の到来が強く懸念される。民の命を守ると、引き続き取り組んていきたいと思います」(岐阜県 古田肇知事)
 

揺れる「保守王国」

自民党県議団は異例の「2人とも推薦」
 一方22日、岐阜県出身で元中央官僚の江崎禎英さんも、出馬会見を開きました。

 擁立に動いたのは自民党の岐阜県議団の幹部らです。

「県民はコロナでなんとなく不安な気持ち、将来も不安な気持ち、この空気をこの選挙戦で大きく変えていく」(江崎禎英さん)

 1人しか当選しないはずの知事選で、自民党県議団は古田知事と江崎さんの2人を推薦するという異例の対応を決めました。
 
”保守分裂選挙”へ…背景は?
「我々県議は反対です、現職には」(猫田孝議員)

 県議会の重鎮である猫田孝議員をはじめ、幹部を含む多くの県議が古田知事の続投に反対という立場を示しているのです。

「コミュニケーションがないと思います。最初に我々に出馬を説明してもらって、それが本来じゃないかと」(村下貴夫県議)

 県の様々な施策や、今回の出馬に関しても事前に相談がないことに県議会を軽視しているとの不満が高まっていました。

 また、これ以上の古田知事の時代が続くと、県政の膠着に繋がるという意見があります。
 

現職か新人か自民党の支持割れる

国会議員の大半は知事を支持も…自民県連としては「誰も推薦しない」 
 一方で、岐阜県選出の国会議員の大半は古田知事を支持しています。

「引き続き、コロナで緊急事態ですから古田知事以外には絶対ないと、そういう気持ちです」(古屋圭司衆院議員)

 2019年の豚熱対策や2020年の新型コロナ対策について、国会議員は古田知事の手腕を高く評価しているといいます。

 県議会幹部らの古田知事批判については…

「一部の長老の県会議員が強引に現職を下ろそうとする動きがあります。昭和的な運営をする勢力から良識を取り戻す、私はそういう選挙でもあると思います」(古屋圭司衆院議員)

 現在のところ、7人いる国会議員のほとんどが古田知事を支持。

 31人の県議団のうち、3分の2近くが江崎さん支持とみられています。

 自民党が分裂した知事選挙は1966年以来ありません。

 自民党県連の野田聖子会長は、24日夕方、東京で会見し「自民党県連としては誰も推薦しない」ことを決めたと発表しました。
 

約半世紀ぶりの分裂選挙になるか

半世紀ぶりの”分裂選挙”へ 県民は…
「保守王国」での約半世紀ぶりの分裂選挙の可能性。

 県民の思いもさまざまです。

「今までの実績を考えると古田知事のほうがいいと思いますけど」(60代)
「16年同じ方がやっていたので、ここらへんで新しい風が入ってもいいのかなとは思いますけど」(40代)
「時期も時期なので派閥争いとかしていないで、出来れば仲良く」(20代)

 古田知事、江崎さんともに最も強く訴えているのは新型コロナ対策です。

 知事選にはこのほか、無所属新人で元県職員の新田雄司さんも立候補を表明しています。

 県民はどのような判断を示すのか、岐阜県知事選挙は2021年1月7日告示、24日投開票です。

(11月24日 15:40~放送『アップ!』より)
 

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