実験、発声練習やカラオケの飛沫量はどれくらい? 「食べながら歌うと14倍出る」

2020年10月19日 17:09
 大声で歌うとつばはどれだけ飛んでしまうのか? 愛知の大学が新型コロナウイルスの飛沫感染のリスクについて研究結果を発表しました。
 発声練習をし始めた島津咲苗アナウンサー。大声を出したとき、どれだけのつばが飛ぶのかを調べてみました。

 豊橋技術科学大学の実験では、黄色い検査紙に飛沫がつくと、青色に変色して表れます。

【実験の様子は動画で】
 

飛沫がどれだけ飛ぶかを調べてみた

 「口から出た飛沫の8割くらいは外に出ず、マスクの中にとどまる」(豊橋技術科学大学・飯田明由教授)

 先月、学生の協力でおこなった実験では、大声で話したり歌ったりした場合の飛沫の量は、通常の会話と比べ、10倍程度増加したといいます。
 

カラオケで感染対策 できることは?

飲食すると飛沫が増える
 「飲食をしながら歌を歌うと、14倍くらいたくさん飛沫が出ます」(豊橋技術科学大学飯田明由教授)

 ものを食べて口の中に唾液がたまっている状態で歌うと、より多くの飛沫が出る、といいます。

 カラオケでの感染をめぐっては、北海道のカラオケで発生したクラスターを調査した結果、感染者のおよそ8割が店内でマスクを着用していなかったと、国立感染症研究所が公表しています。
 

マスクなどで飛沫を防ぐ割合

カラオケを楽しむためには
 カラオケを楽しむには、どうすればよいのでしょうか?

「カラオケで問題となっている大きな飛沫はマスクで防ぐことができます。ただ、歌いやすさとかもありますので、少なくとも聴いている方はマスクした方が良いと思います」(豊橋技術科学大学・飯田明由教授)

 さらに、飯田教授によると「パピプペポ」といった音は、強く息を吐いて発音するため、飛沫が増えるそうです。

 「(飛沫について)数値としてわかると、『歌を歌ったらいけない』とか『危ない』とかいう話ではなくて、距離をこれだけ稼ぎましょう、消毒をしましょう、ということが分かると思います」(豊橋技術科学大学・飯田明由教授)

 飯田教授が行った実験のデータは日本が世界に誇るスーパーコンピューター「富岳」での解析にかけられ、今後の感染対策に役立てられるということです。
 

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