増える熱中症患者…“今年ならでは”の『暑熱環境』って何? マスクどうすれば?

2020年8月20日 16:53
 連日厳しい暑さが続く中、注意しなくてはいけないのが「熱中症」です。

マスクをする時の対策も

 街の人に話を聞くと…

「熱中症の対策は必要だと思っているので、水分補給はこまめにしています」
「去年熱中症になりました。『揺れてる!』って言ったら、私だけが揺れていた。めまいで、熱中症だった」
 

熱中症(疑いも含む)救急搬送者数 愛知県調べ

熱中症の疑いで搬送される人が急増
 いま「熱中症の疑いにおける救急搬送者」は急増しています。

 8月18日までの1週間、愛知県内の1日当たりの搬送者数を見てみると、名古屋で最高気温37.6℃を観測した15日以降、連日今年の最多人数を更新し続け、18日は180人にまでのぼっています。
 

栄内科 小池学 副院長

なぜ急増しているのか…“今年ならでは”の傾向は
 今年の熱中症の傾向ついて専門医は…

「梅雨がかなり長く続き、そこから急に猛暑になった。『暑熱環境』といって、体が暑い環境に慣れていないということがあって、うまく汗がかけないとか、熱中症になりやすい気候的な要因があったと思います」(栄内科 小池学 副院長)

 傾向のひとつは、「暑い環境に慣れていない」こと。

 今年は、8月に入り急激に暑さが増したため、体がうまく汗をかけず、熱中症になりやすい状態になっているということです。
 
 さらに、今年は感染対策のマスクによる影響も。

「一概に『マスク=熱中症』となるわけではないが、口の周りの湿気が高くなるので、のどの渇きに気づきにくくなる。マスクを外すことへのわずらわしさで、水分を取りにくくなることも」(小池学 副院長)
 

熱中症の疑いによる死者(番組調べ)

熱中症の疑いで死亡する例も急増
 熱中症の疑いによる死者数も急増。

 18日だけで、3人が死亡しています。

 田原市の72歳の男性は、海岸へ出かけた際。

 西尾市の50歳の男性は、屋外の作業中に具合が悪くなったということです。

 愛西市の80代の男性は、道路上で、乗用車の中でぐったりしているところを近所の人が発見。
 車のエンジンはかかっていたものの、エアコンは作動していなかったとみられています。

 ここ数年の熱中症の疑いによる死者をみてみると、5カ月間で、2018年は14人。2019年は5人。

 しかし、今年は2カ月半余りの間に、すでに12人で、そのうち8人は18日までの1週間で死亡しています。
 

「マスクが湿ると…」(栄内科 小池学 副院長)

マスクの対策を聞きました
 熱中症にならないために、私たちに出来る対策は…

「マスクが湿ると、呼吸のしにくさが出てくる。そこで心拍数が上がったり、呼吸数が上がったりします。その中で気温などの環境によって、熱中症のリスクが高まるということは十分に考えられます」
「ずっと同じマスクをつけていると湿気で余計に呼吸しづらくなってしまうので、時々交換するのは良い方法だと思います」(栄内科 小池学 副院長)

(8月20日 15:40~放送 『アップ!』より)
 

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