名古屋市のPCR検査数なぜ少ない?専門家は「市中感染見逃す可能性も」

2020年7月30日 19:57
 30日午後3時半の速報値で感染者数108人と、初めて1日の感染者数が100人を超えた名古屋市。しかし大阪市や福岡市など他都市に比べてPCR検査数は少ないのが現状です。なぜ少ないのか?増やさなくてもよいのか?専門家に聞きました。

PCR検査能力(1日あたりの検査数)の比較

 名古屋市(人口約230万人)の現在のPCR検査能力(検査数)は1日あたり433件です。

 人口が近い他の都市と比較すると…

・大阪市(人口約280万人)  約750件
・札幌市(人口約200万人)  約580件
・福岡市(人口約160万人) 約1600件

 名古屋市は少ないのが現状です。
 

「陽性になる可能性がある患者を優先的に検査」

名古屋市「足りていると認識しているが、今後増やす予定」
 これについて名古屋市に見解を聞くと…

「検査能力(検査数)は足りていると認識しているが、今後増やす予定」と回答しました。

 現在の検査体制については

「陽性になる可能性がある患者を優先的に検査している」と回答しています。
 

愛知県立大学 清水宣明教授の指摘

専門家からは「絞りすぎると市中感染を見逃す可能性がある」との懸念も
 名古屋市の現状や方針に対し、感染症に詳しい愛知県立大学の清水宣明教授は…

「検査する人を絞りすぎている懸念がある。絞りすぎると市中感染を見逃す可能性がある。そこから感染が広がってしまうリスクがある」

「これだけ感染が広がっているので、感染が疑われる人には積極的に検査をしなければいけない」

 と指摘します。

 

大村知事は「回してもらうようお願いしている」

愛知県の大村知事は…
 一方、愛知県の大村秀章知事は

「名古屋市の検査を愛知県に回してもらえるようにお願いしている」

 と、県と分担して名古屋市のPCR検査数を増やす考えを示しています。
 

清水教授は「『オール愛知』で早く体制を」

 この知事の考えに対し、清水教授は…

「名古屋市だけの問題ではないし、オール愛知としてこの問題に取り組まなければいけない」

「PCR検査は感染拡大を防ぐためにも絶対に必要。その体制を早く作ってもらいたい」

(7月30日 15:40~放送 メ~テレ『アップ!』より)
 

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