"プリクラ"誕生から25年…スマホで「盛れる」時代になぜ人気?

2020年6月25日 18:07
 社会現象にもなった"プリクラ"が誕生して25周年を迎えます。  「落書きはしない」「交換はしない」など、25年で驚きの変化が…

「プリント倶楽部」は1995年7月誕生※プリクラ、プリント倶楽部はセガまたはその関連会社の登録商標または商標です(写真提供 テレビ朝日)

 女子高校生を中心に一大ブームとなった、撮った写真をシールにできる「プリントシール機」。
 
 元祖の「プリント倶楽部」は、25年前の7月に登場しました。
 

最初は顔だけだったシールも…

 顔だけだったシールは、やがて全身もとれるように。
 「写り」も進化しました。

 かつて「撮った」という大人たちに話を聞くと…

「手帳や携帯に貼ったりとか。学校とかで『こういうの撮ったよ』と交換したり、見せ合ったりはありました」(27歳女性)
「いろんな高校の子たちとみんなで毎日撮ってました。ノートみたいなものを買って、それに全部貼ってます」(42歳女性)
 

「プリ帳」に交換したシールも貼っていたが…

若者「"プリ帳"知らない」「交換しない」
 シールを貼る専用の手帳やノート、通称「プリ帳」。
 友達と交換したシールも貼っていきました。

 しかし、時代は令和。
 名古屋のプリントシール機専門店で、若者にプリ帳を見せてみると…

「これ何か知ってますか?」(記者)
「わからない…」(18歳女性)

 シールの交換については…

「恥ずかしい、自分の渡すの」(18歳女性)
「交換しないです。いらない、他人のだから」(19歳女性)

 

『Melulu』の画面

今1番人気の機種を使ってみると…
 若者は今、何を求めているのでしょうか。

「一番人気は『Melulu』です」(ガールズミニョン スタッフ)

 様子をみせてもらいました。

「安定して盛れるよ」(『Melulu』の音声)
 

「盛れる」とは…

 開発メーカーによると、ここでいう「盛れる」とは、自分の顔が、自分の中で最もポテンシャルの高い理想的な状態に、補正・加工できるということ。

 はやっているポーズはあるのでしょうか。

「ポーズはないです。ポーズをしないのが、はやりなんです」(ガールズミニョン スタッフ)
 

リップの色などを変えられる

 撮影後は、リップの色を変えるなど、パーツを「盛る」ことができます。

 仕上がりは…

「目がウルンとした感じで、女の子らしい写りになっています」(ガールズミニョン スタッフ)
 

落書きしない理由は…

「落書きはしない」…なぜ?
 写真に文字などを書き込む落書きを、「しない」のが流行っているそう。

 ただ、今の若者にとって、シールよりも大切なのが…

「データ。インスタグラムに載せたり」(18歳女性)
 
 撮影画像はデータで入手でき、SNSで楽しむといいます。
 
 落書きがないシンプルな画像だと、SNSの「世界観」にもなじみやすい。
 SNSの流行とともに、落書きをシンプルにする例が増えたようです。
 
 では、「落書き」の時間は…?
 この店では、スマートフォンで「自撮り」する若者が多数みられました。
 

スマホなどに挟むという声が(提供 フリュー)

撮ったシールは「貼らない」
 ところで、シールの行方は?

「貼りはしない。挟んだり。友達と撮ったやつをスマホに挟んでいます」(18歳女性)
「財布とかにも入れています」(18歳女性)

 シールは貼らず、スマホに挟むという声が。

 いつからなのでしょうか。
 国内シェア9割以上のプリントシール機メーカーは…



 

2011年登場の機種からふちにデザインが(提供 フリュー)

「2011年発売した『LADY BY TOKYO』という機種は、シール紙のふちにデザインをつけた。1枚で持っていてかわいくなるようにすることで、そのまま財布に保管する女の子が増えてきた。2011年あたりから、『プリ帳』やシール交換は、あまりされなくなったかなと」(フリュー 広報 疋田裕貴さん)

 

プリントシール機の売上高

スマホがあるのに…なぜプリントシール機を?
 国内のプリントシール機の売り上げ高は、2014年度から18年度まで、230億円前後と横ばいで推移しています。

 スマホアプリなどで手軽に盛れる時代に、なぜあえて?

「なんでだろう?安いお金で盛れる、きれいな写真が撮れるからだよね」(18歳女性)
「2人なら200円ずつ。その金額できれいな写真が撮れるから。記念じゃないけど、撮っています」(18歳女性)
「楽しいから。撮ってる間すごく楽しい。ずっと笑ってて」(22歳女性)
「シールも取っておけば、思い出になる。データも携帯に入るので、見返しできるから、思い出の一環として撮っています」(21歳女性)
 

「盛り」を比較すると…(提供 フリュー)

「盛り」にも変化が
 プリントシール機の写りは、流行と密接にかかわっています。

 例えば、2010年ごろまではカラーコンタクトやつけまつげの流行の影響で、「目力」を強く。

 2011年以降は、AKB48人気などを受け、アイドルのようなナチュラルな仕上がりが人気に。

 最近は「ナチュラルだけど、顔のパーツはくっきりとしていて盛れている」のがトレンドだということです。

(6月25日 15:40~放送 メ~テレ『アップ!』より)
 

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