夏の甲子園中止 ドラゴンズ根尾・石川も「本当に残念」 愛知県高野連は独自の地方大会を検討

2020年5月20日 19:24
 日本高等学校野球連盟は、今年の夏の甲子園大会の中止を正式に表明しました。地方大会も中止されますが、愛知県高野連は独自の大会の開催を検討しています。

日本高野連の会見(大阪市 20日午後6時ごろ)提供:ABCテレビ

「中止を決定致しました。全国の球児の皆さん、晴れの大舞台を目指す夢を断ってしまう事になって、私自身無念でもあります」(朝日新聞社 渡辺雅隆 大会会長)
「春のセンバツに続き夏の選手権大会の開催中止を伝えることは、まさしく断腸の思いです」(日本高野連 八田英二 会長)

 日本高野連は20日午後6時から会見を開き、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、8月10日開幕予定だった第102回全国高等学校野球選手権大会の中止を決定しました。

 夏の大会中止は1941年以来、79年ぶり3回目で、春夏ともに甲子園大会が行われないのは史上初めてです。
 

県立岐阜商業 野球部 鍛冶舎 巧監督

東海地方の強豪校の監督「仕方ない」も「切り替えは簡単ではない」
 さらに地方大会の中止もあわせて決定しました。

 ただし独自の大会を設けるかについては、各都道府県高野連の判断にゆだねられ、今後、対応が協議されます。

 春に続いて、夏の甲子園大会の中止…今年の「春のセンバツ」に出場予定だった県立岐阜商業高校の鍛冶舎 巧監督は…

「夏の判断は仕方ない、そう感じています。私としては(部員は)充実した自主トレーニングをみんなやてくれたと思う。誇りに思います。『自主・自立・自治』というのが県立岐阜商業の野球部のモットー。部員は自主的に自立して、自治は自己完結で最後までやるという形になっていた。すごいなと思う」
「甲子園にかわるものはない、甲子園しかない。新しい目標をしっかり持ちなさいという話をしたいと思う。何か区切りとなる取り組みがないといけないと思う。個人的には岐阜県の高野連に県の大会をぜひやってほしいと話していますし、そんなことができればと思う」(県立岐阜商業 野球部 鍛冶舎 巧監督)
 

愛工大名電 野球部 倉野 光生監督

 愛知の強豪校、愛工大名電高校の倉野 光生監督は…

「中止が決定と聞いた瞬間でも、まだまだ可能性はあるんじゃないか、何とか大会を、甲子園をやってもらいたいという思いがあった。すべての人の安全や健康を考えれば中止はやむを得ない」
「高校3年間ばかりじゃなく野球を始めた頃から甲子園というのが夢であり目標であり、簡単に『残念だった、切り替えろ』と言っても簡単ではないと思う。我々指導者としては次なる目標や彼らのやりがい、彼らの将来のことを考えて、これから具体的に導いてやらなきゃいけない」(愛工大名電 野球部 倉野光生監督)
 
ドラゴンズ根尾・石川からは球児を思いやるコメント
 高校時代に甲子園を湧かせた中日ドラゴンズの選手からは、高校球児たちを思いやるコメントが寄せられました。

「今年3月の『春のセンバツ』が無くなった時に、夏だけでも…という気持ちはあった。いま高校3年生の立場だったらすごくショックだと思う。それでも次に向けて中にできることを頑張ってほしいと思う」(中日ドラゴンズ 根尾昂選手)

「『高校野球といえば甲子園』なので本当に残念だと思う。今まで甲子園を目指してやってきていたと思うので、正直何をモチベーションにしてやれば良いのか?と思うが、残りの高校野球生活は短いが、やれることをしっかりやって、これからの野球人生に少しでも生かしてもらいたいと思う」(中日ドラゴンズ 石川昂弥選手)
 

愛知県高野連 鶴田 賀宣副理事長

愛知県高野連 独自の大会「前向きに検討している」
 夏の甲子園の中止を受けて、愛知県の高野連は…

「試合や大会はどうなるのかという問い合わせがある。それについては現在前向きに検討している。何かを開催しようと思っている。春のセンバツも県大会・地区大会も無かったので、今年の3年生を中心に活躍の場を与えられる試合・大会を企画したい」(愛知県高野連 鶴田 賀宣副理事長)

(5月20日 15:40~放送 メ~テレ『アップ!』より)
 

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