ダイヤモンドプリンセス号でも活躍した「消毒のプロ」が、学校の先生たちに伝授 家庭でも使える消毒法

2020年5月19日 13:59
 愛知県の小中学校で、25日から授業が再開されるのを前に、先生が生徒となって、ウイルスの消毒方法を学ぶ講習が開かれました。 「消毒のプロ」が伝授した技。私たちの生活にも活用できそうです。

講習に参加する養護教諭(愛知県東海市 18日)

学校再開を前に養護教諭らが消毒方法を学ぶ
 愛知県東海市の中学校で、学校の勉強机に向かって、熱心に講習を受けているのは、市内の小中学校に勤務する養護教諭たちです。

「正直目に見えないものを相手にするので、そういう気を抜くことなく、必要以上に自分を守るということが大切になってきます」(講師の「レリック」神野敏幸社長)

 

ダイヤモンドプリンセス号で消毒作業にあたった神野敏幸社長(提供:神野社長)

講師はダイヤモンドプリンセス号でも活躍した「消毒のプロ」
 講師を務めたのは、市内の整理清掃専門会社「レリック」の神野敏幸社長です。

 実は神野社長は今年1月、新型コロナウイルスの感染が広がったクルーズ船「ダイヤモンドプリンセス号」で、消毒作業に当たったメンバーの1人なのです。
 

緑色の手袋の上に、2枚目の青色の手袋を

ポイント(1) 手袋は2重に
「消毒のプロ」がまず注目したのは準備の段階。肌荒れ防止のためにも着用する手袋のつけ方にもポイントが。

「2枚目の手袋をつけることが大切です。しっかり手首まで覆って」(神野社長)

 手袋を二重にして、手首までしっかり覆うことで、感染リスクを避けられるといいます。

「2枚手袋を着用していることで、1度作業が終わったら、その場で一番上の2枚目につけた手袋を外します。そうすると手袋はつけているものの、きれいなゴム手袋が出てくるんですね」(神野社長)
 

スプレーで消毒液を吹きかけた後に「拭き上げ」を

ポイント(2) スプレー後に吹き上げを
 アルコールなどの消毒液をスプレーで吹きかける作業。

 こちらもひと工夫で効果を高めることができます。

「(スプレーの吹きかけ)これだけをやっていれば安心と感じているところが多いが、これは効果が薄い、なので拭き上げる」(神野社長)
 

往復したり円をえがくと広げてしまうことに

ポイント(3) 拭くのは一方向に
 効果を高めるためには、消毒液を含んだふきんなどで拭くことだといいます。

 ここにも大切なポイントが!

「拭き上げ除菌のポイントは、一方方向に拭き上げること。往復するとウイルスを延ばしてしまうことになる」(神野社長)
 

(左)往復した場合 (右)一方向で拭いた場合

 実際に、砂をウイルスに見立てて机を拭いてみると…

 確かに往復して拭いた時には、砂が机の上に散らばったままです。

 一方で、端から端まで一方通行で拭くと、机の上の砂は端に寄せられました。

「家庭でも簡単に、ダイニングテーブルの拭き上げでもそうですけど、同じ吹き上げるという作業を、往復ではなく一方通行ですよ、というだけで効果は変わると思う」(神野社長)
 

講師をする神野敏幸社長

参加した養護教諭「プロの方法わかって助かる」
 来週再開される授業を前に、講習に参加した先生は…

「学校は密になりやすいところですので、そのなかで子供たちの命を守るということが一番ですので」
「プロの方の話なので、これが一番いい方法なんだろうなとわかったし、学校の現状を踏まえての話だったので、とても助かりました」(受講した養護教諭)
 

家庭でもできる除菌法のポイント

家庭でもできる除菌法
“消毒のプロ”神野さんに聞いた、家庭でもできる除菌法です。

(1)手袋を2重につけることが大切。

 除菌作業が終わるたびに、その場で一番上の2枚目につけた手袋を外します。

(2)吹き上げる際は1つの方向に。

 一方向に拭かないと広げてしまうということです。
 

拭き掃除の際のポイント

【拭き掃除の際のポイント】

 まずバケツや風呂おけに、アルコール消毒液、もしくは適切な濃度に薄めた次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤)を入れて、そこに雑巾やタオルを浸します。

 しぼる時は、消毒液がタオルに残るように、強くしぼりすぎないのが大事だということでした。

【掃除が終わったら】

 使ったタオルは、そのまま水洗いするのではなく、もう一度、消毒液に浸して、それを水洗いしてから搾って干すのがいいということです。

(5月19日 15:40~放送 メ~テレ『アップ!』より)
 

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