“異例”の大型連休最終日 人の姿ない名駅や飛騨高山…専門家に聞いた連休明けに気を付ける点は?

2020年5月6日 13:30
 新型コロナウイルスの影響で、全国に外出の自粛が求められ“異例の大型連休”となった今年。  連休最終日を迎えた東海3県も、例年とは全く異なった様子を見せていました。

新幹線のホームも人影まばら(JR名古屋駅 6日午前9時半ごろ)

「1車両に3人しか乗っていなかった」新幹線乗車率は多くが10%以下
「例年は帰省先から戻ってくる親子連れなどでごった返しますが、今年はそうしたUターンラッシュの光景はありません」(記者)

 6日朝、JR名古屋駅の新幹線ホームでは、売店の多くがシャッターを降ろし、新幹線を利用する人の姿は数えられるほどしか確認できませんでした。

「三重県四日市市に仕事の現場があるが、途中で切り上げてきました。(この様子は)異常ですね。来るときに1両に自分を含めて3人しか乗っていなかった」
「静岡県に毎週仕事で行っている。最初は違和感を感じたが、今はこんなものかなと思います」(新幹線の利用者)

 JR東海によりますと、東海道新幹線は始発から午後4時まで、上り下りともに自由席の乗車率は多くが10%以下となっています。
 

東名阪自動車道 御在所SA(三重県四日市市 6日午前8時ごろ)

高速道路も渋滞みられず SAも車まばら
 午前8時ごろ、三重県四日市市にある東名阪自動車道・御在所SAの駐車場にはほとんど車が止まっていません。

 日本道路交通情報センターによりますと、6日午後6時までの間に、東海3県での目立った渋滞はなかったということです。
 

岐阜県高山市(6日午前10時ごろ)

例年なら人の列絶えない飛騨高山も…
 車での移動が少なければ、観光地も…東海地方を代表する観光名所、飛騨高山。

 例年、全国、そして海外からの観光客で、いつもにぎわう古い町並みも、今年の大型連休はひっそりとしています。

 地元の人は…

「緊急事態宣言が延長されたので、商売の人は大変だと思う。漬物店が(商品の賞味期限が近付くと)捨てなきゃいけないと悲しんでいたので、今日買おうと思う」
「人通りが寂しい(上三之町の)通りは今まで見たことがなかった、寂しいけど仕方ない」(地元の人)

 軒並み店は閉まり、観光スポットも休業で有名観光地も異例の姿を見せていました。
 

NTTドコモ「モバイル空間統計」より(6日午後3時 時点)

名古屋の人出を去年の同時期と比較すると…
 名古屋駅周辺も、人の姿はまばらで、閑散としています。

 普段は大勢の人が立ち止まる信号も、取材中、待つ人の姿はほとんど見られませんでした。

 NTTドコモのモバイル統計によりますと、名古屋駅での大型連休中の人出は、去年の同じ時期と比較して、おおむね7~8割の減少でした。
  
 

NTTドコモ「モバイル空間」統計より(6日午後3時 時点)

 一方、名古屋の中心街、栄(さかえ)は、連休合い間の4月30日と5月1日は、去年との比較で約5割。その他の日は7~8割減の人出となりました。
 

感染者数の推移(5日時点 メ~テレまとめ)

感染症の専門医は「一人ひとりの感染予防と行動自粛が実を結んできている」
 東海3県の感染者の推移をみていきます。

 5日、愛知県で新たに感染が確認されたのは3人。

 岐阜県は3日連続で、新たな感染者の発表はありません。

 三重県も11日連続で新たな感染者の発表はありませんでした。

 4月25日ごろから東海3県では新たな感染者数が少なくなっているように見えます。
 

岐阜大学 村上啓雄 名誉教授

 感染症の専門医、岐阜大学の村上啓雄 名誉教授に感染者数の推移について聞きました。

「この病気が日本で認識されてから約4カ月が経ったが、特に3月以降、著名人が亡くなられたり、かなり感染者数が増えてきたりしたことで、一人ひとりの皆さんがこの病気が恐ろしい病気であると認識した結果、皆で自粛を守ろうという動きが結果につながっていて、大変ありがたいことではないかと思います」

「一人ひとりの感染予防と行動自粛が実を結んできていると思います」(村上 名誉教授)
 

日常で気を付けること(監修 村上名誉教授)

大型連休が終わった後の生活で気を付けることは?
 6日で大型連休が終わり、7日からは外出が必要になる人もいるかもしれません。
私たちが気を付けることは?

「まず、自分の体調を毎日確認することです。体温やそのほかの症状がないか。体調不良が少しでもあれば外出せず、自宅で安静にして様子をみてください」

「どのような理由でも、外出するときは必ずマスクを着用して頂きたい」

「手洗いは流水とせっけんで、アルコールが手元にあればそれを使ってもらってもいいですが、必ずこまめに洗ってもらう。特に、不特定多数の人が触ったドアノブや、つり革を触ったと認識したら、手を顔にもってこないようにしながら、できるだけ早く手を洗ってください」

「大きなクラスターでも問題になったが、大人数での食事は“密の中の密”となるので
食事はさみしいことだができる限り1人で、黙々と食べてもらい、時間をずらすなどの工夫が必要になるかと思います」(村上 名誉教授)

(5月6日15:40~放送「アップ!」より)
 

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