緊急事態宣言延長で何がどう変わる?「新しい生活様式」に、図書館などの活動再開検討も

2020年5月4日 19:19
 新型コロナウイルスの、緊急事態宣言について、政府は31日までの延長を正式に決定しました。
 4日午前、緊急事態宣言の延長の方針を決定する諮問委員会が開かれました。

 委員会では、緊急事態宣言の延長のほか、重点的な対応が必要な東京や大阪などの「特定警戒都道府県」を維持することなどについて、話し合いが行われました。
 宣言の対象は都道府県をまたいだ感染を防ぐため、引き続き全国となります。

 一方、「特定警戒都道府県」以外については、「3つの密」を避けることなどを前提に、一部の事業を再開するなど、自粛要請を緩和する方針です。
 

特定警戒都道府県はそのまま

愛知・岐阜などの「特定警戒都道府県」は維持する方針
 延長される緊急事態宣言。
 特定警戒都道府県は、愛知県・岐阜県を含む13の都道府県を維持する方針が決定したとみられます。

 一方、「特定警戒都道府県」以外の残りの34の県。
 東海3県では、三重県が該当します。

 この34県について、専門家会議では、自粛を緩和した「新しい生活様式」を示し、感染拡大防止策を引き続きとるように求めています。



 
 
「新しい生活様式」とは?三重県など34県が対象
 「新しい生活様式」の主な内容をまとめました。

 まず、これまでも実践されてきたのが…

・外出はマスク着用。屋内や会話は症状なくても着用
・帰宅後など、まめに手洗い。手指の消毒
・人との間隔2m。可能な限り対面会話を避ける。
・3密の回避。密集・密接・密閉

 これらの感染拡大防止策に、新たに加わったのが…

・遊びに行くなら、屋内より屋外
・感染が流行している地域への移動は控える
・帰省・旅行は控えめに
・誰とどこで会ったかメモ

 感染が流行している地域への移動や、帰省・旅行については、これまで「自粛」を呼びかけていましたが、「控える」という緩和された表現となっています。

 
専門家「マスク着用などをしっかり守れば・・」
 「新しい生活様式」について、私たちはどう受け止めればいいのでしょうか。

 感染症対策の専門家で、岐阜大学名誉教授の村上啓雄教授に聞きました。

 「移動」に関する表現が緩和されていることについては…

「『マスクの着用』『こまめな手洗い』『人との間隔2m』『3密の回避』の4つがしっかり守られていれば、ある程度、控えるけれども少し移動したり屋外に行くことは、感染予防の面では大丈夫じゃないかと思う」

「今までずっと我々が言ってきたこと、マスク着用、手洗いといったことが基本なので、今後もしっかり守っていけばというところ」(村上啓雄教授)



 

買い物や食事などの際の注意点

 また、「新しい生活様式」について、専門家委員会では、ほかにも例を示しています。
 
【買い物】
・通販も利用
・サンプルなど展示品への接触は控えめに

【娯楽・スポーツ】
・筋トレやヨガは自宅で動画を活用
・歌や応援は十分な距離かオンライン

【食事】  
・大皿は避けて料理は個々に
・対面ではなく 横並びで
・お酌・グラスやお猪口の回し飲みは避けて
・料理に集中。おしゃべりは控えめに 

                 
 

公園・博物館・図書館・美術館の活動が再開検討へ

図書館や公園の活動再開を検討…注意することは?
 西村経済再生担当大臣は、特定警戒都道府県を含む全国で、公園・博物館・図書館・美術館の活動が再開できるよう検討する考えを明らかにしました。

 しっかり消毒を行い、人と人との距離を置き、入場制限を行い、密にならないようにすることが条件です。

「公園は別だが、博物館・図書館・美術館は、出入り口があって、そこに係員が立って健康チェックをする、マスクの着用を確認する、入館時には必ず手を消毒するという3つのことが監視できる」

「そういう意味では、室内で密になったとしてもリスクがかなり回避できるということで、こういう措置になったのではないかと」(村上啓雄教授)
 
 図書館から持ち帰った本は、消毒した方がいいのでしょうか。

「本を消毒するのはなかなか難しい。金属やプラスチックの表面に比べれば、紙の表面はそんなに長くウイルスが生き残ることはなさそう。神経質に考えなくていいと思うが、ウイルスが付着している可能性がないとは言えない。本を触る前と触った後には、手をしっかり洗う。読書中にむやみに手を口や顔に持ってこないことも重要」(村上啓雄教授)

(5月4日 15:40~放送 メ~テレ『アップ!』より)
 

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