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2011年10月2日放送

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放送倫理番組向上機構・BPOの放送倫理検証委員会は9月22日記者会見し、東海テレビの「ぴーかんテレビ」問題に関する提言を発表しました。
「今回の不祥事は東海テレビが起こしたものであるが、委員会はその経緯と問題点を検討しながら、委員会がこれまで検証したいくつかの事案と共通する放送倫理上の問題がここに横たわっていることを考え合わせ、東海テレビに対してはもちろんのこと、他の放送局にも参考となる提言を行うべきであろう、と考えた。なお、これはBPO規約第23条に基づく、初めての提言である。」

また、日本民間放送連盟は東海テレビに対し、原因究明と再発防止に向けた取り組みを徹底的に実行するよう、口頭で申し入れたのに続き、社会的影響の大きさと放送界全体の信頼を損なったことに鑑みて9月15日、文書による厳重注意をしました。
さらに、検証報告書で危機管理機能が脆弱であったと指摘されている事を重く受け止め、再発防止の取り組みを全社一体となって真摯に実行する事と、岩手県民には、今年秋の米の収穫に向けて放送での取り上げや被災地復興への支援に注力して、民放の信頼回復に努めること、さらに再生委員会をはじめとする同社の取り組みの進捗状況を民放連に報告するよう要請しました。

視聴者の声

天気情報について

  • 夜中の天気情報で、本来なら「9月1日」となっていなければならない部分が 「8月1日」になっていました。こういう間違いがあるとテレビが信用できなくなります。
  • 朝「ドデスカ!」を見ていて疑問に思うことがあります。番組の最初の天気予報の内容と画面左上、時計横に表示される天気予報の内容が明らかに違う日があるのはなぜですか。

これに対し担当者は
「夜中の天気予報について確認したところ、気象情報配信社の天気送出機、作画プログラムのミスであることがわかりました。すぐにプログラムを修正し、正常表示することを確認しました。
また、「ドデスカ!」番組内の天気スーパーは、気象情報配信社のデータの配信を受けて、天気スーパーシステムの絵柄に反映されます。今回、データの配信時間と絵柄を反映する時刻にずれが生じ、最新の情報が反映されませんでした。データの配信時間を変更し、最新の情報が反映されるよう改善し、確認しました。今後はこのようなことがないよう注意いたします。」と述べています。

「日韓共同テレシネマ 天国の郵便配達人」について

  • 日曜の深夜の日韓共同テレシネマ「19」を見ていたら、27日土曜日のお昼12時から「天国の郵便配達人」を放送すると予告が出ていました。録画予約をしようとしたら、番組がないのですが、どういうことでしょうか。

「天国の郵便配達人」は関東地方のみの放送で、メ~テレでの放送はありません。関東地区での予告がそのまま放送されてしまったため、ご迷惑をおかけました。

現在火曜の深夜に放送している「『ぷっ』すま」について

  • 「『ぷっ』すま」は大好きな番組です。10月から金曜の深夜の放送になり、関東のみの放送になるかもという噂を耳にしました。名古屋では今まで通り放送していただけますか。どうか放送をお願いします。

メ~テレでは「『ぷっ』すま」を10月18日より、毎週火曜深夜0時50分から1時20分まで放送いたします。今まで通りとはなりませんが、ご了承ください。

放送番組審議会からのお知らせ

  • 9月の放送番組審議会は、「震災報道とテレビ報道」と題してこの6ヶ月間にメ~テレで放送した東日本大震災報道、原発事故報道について審議しました。

放送倫理・番組向上機構(BPO)からのお知らせ

  • 冒頭でもふれました、東海テレビ「ぴーかんテレビ」問題に関する提言の内容について

民放連とNHKが定めた「放送倫理基本綱領」は、放送の使命を「放送は、その活動を通じて、福祉の増進、文化の向上、教育・教養の進展、産業・経済の繁栄に役立ち、平和な社会の実現に寄与することを使命とする」としているが、本件放送は放送局が担うこの基本的使命に背くものである。
また基本綱領は「放送は、適正な言葉と映像を用いると同時に、品位のある表現を心がけるようつとめる」と定めているが、本件放送がこれに反していることも明らかである。
しかし、その直接的な原因が、放送を予定していなかった不謹慎な内容のテロップが、機器の誤操作によって放送されてしまったという比較的単純なものだったこと。また、その詳しい経緯と原因については、東海テレビの検証委員会が自主的に明らかにしたこと。さらに、同局は番組を打ち切るとともに、役員および本件放送の関係者らの処分を行っていることや、再発防止策についても、相当程度具体的に検討・実施されている事情等を勘案し、これ以上委員会が調査する必要性は少ないと判断した。

委員会は、これまで検証してきた事案に照らし合わせ、本件放送が放送されるに至った経緯や背景には、他の放送局にとっても汲み取るべき点があるのではないか、と考え何よりもまず東海テレビに、そして、本件放送を他山の石と考えるBPO加盟の各放送局の関係者に、BPO規約第23条によって、次のとおり提言する。

 1.全社的なレベルで、あるいは部署や制作現場ごとに、放送の使命について話し合う機会を設けること。
 2.番組が、その制作に必要な人員と時間が確保される環境で制作されているか、特に生放送番組において種々の不測の事態にも
   対応できるゆとりが確保されているかどうかを再点検すること。
 3.スタッフの間で忌憚のない意見交換や問題提起が行われるような職場環境を整えること。
 4.制作現場スタッフの研修が、放送局所属か制作会社所属かフリーかを問わず、十分に行き渡り、各人が納得できる方法で
   実施されているかどうかを再検討し、改善を要するところは早急に改善し、実りある研修を継続すること。

当社においても、この提言にあるような点検を改めて始めていますが、「放送の使命」に対する議論、制作現場スタッフの実りある研修をあらためて考え実施していきます。

オンブズトピックス

  • 開局50周年について
  • メ~テレは来年4月1日に開局50周年を迎えます。1962年の本放送以来、メ~テレは地元密着のテレビ局として、様々な番組をお届けしてきました。もちろん、これまで以上に魅力あふれる番組を制作・放送し、また、活気溢れる地元イベントの開催などを通じて、地域の発展に努めてまいります。
    そこで、開局50周年のブランディングツールとして、高さ5メートルの巨大ウルフィが誕生しました。3日(月)のドデスカ!」でデビューを飾ります。開局50周年を迎えるメ~テレにご期待ください。

次回の放送は11月6日(日)朝5時35分からです。

メ~テレでは皆様からのご意見やご感想を真摯に受け止め、今後のよりよい番組作りにいかしてまいります。番組に対するご意見は

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