名古屋テレビ 放送番組審議会だより

このページは「放送法」および「放送法施行規則」に基づき名古屋テレビ放送の放送番組審議会の議事の概要をお知らせするページです。
名古屋テレビ放送の放送番組審議会委員は8名で、会議は毎月1回、年間10回開催予定です。放送番組の内容をはじめ、放送に関する全般的な問題についてご意見を伺い、番組制作の参考にさせていただいております。
名古屋テレビ放送では、放送番組審議会でのご意見を、毎月第1日曜日の午前5時00分から放送する「メ~テレオンブズ」の中でもご紹介しています。どうぞご覧ください。

<2022年6月分>

第635回 名古屋テレビ放送番組審議会

開催日
2022年6月14日(火)
参加者
(敬称略)
  • 委員長:五藤義徳
  • 副委員長:村田陽子
  • 委員:神田真秋、伊藤久德、奥田太郎、照屋エイジ、小松史生子、南田あゆみ

議事の概要

(1)業務報告

  • 社長挨拶

(2)審議テーマ

  • 『ドデスカ!第1部』『ドデスカ!第2部』 (毎週月曜~金曜 朝6:00~8:00)
  • その他

委員の主な意見です。

  • マチに飛び出すという姿勢を強く感じた。特集コーナーは、農家や地域を支える人にフォーカスしていて、マチに愛着をもつきっかけになる。現地取材にあたっては、ぜひ自治体とも連携していただきたい。地域を積極的にプロモーションしようとしている自治体は、テレビともっとつながりたいと思っている。
  • 天気予報が定期的に取り上げられているのが良い。朝は身支度をしながらテレビ番組を見る習慣があるので、もし見逃したとしても、また見ることができる。スポーツコーナーでは、野球へのフォーカスが強い。サッカーなど、もっとほかのスポーツも取り上げてほしい。
  • 前回の特番よりも、今回の平日朝のレギュラー番組の方が、全体的に落ち着いていて好印象をもった。ゲストとMCとの掛け合いも適度なテンポで良かったと思う。 新CMの紹介は面白い企画だとは思うが、朝の貴重な時間帯に、これだけの時間をとって見せる情報であっただろうか。視聴者はもっと違う情報を知りたがっていると思う。
  • 地元ならではの情報が多かったので、楽しく見ることができた。鈴鹿市を取り上げたコーナーは、せっかく現地に取材に行っているのだから、もう少し取材者の視点で語られると良かった。 キラキラネームのニュースでは、国の検討状況だけでなく、社会に与える影響や不利益を受けるのは子どもであること等、多様な切り口で取り上げて欲しかった。
  • この番組は、情報バラエティ番組だと思う。朝の準備をしながら「ながら見」している視聴者にとって、情報はとても大切な要素なので、繰り返して取り上げられるのは大切だ。 商品のCM撮影の舞台裏を見せるコーナーは、出演者のファンにとってはたまらない情報かもしれないが、CMなのか番組なのか区別がつかなかった。しっかり峻別すべきではないか。
  • 地元の人に会いに行くという番組のテーマが実現されていた。地元に住んでいる人は気づきにくいが、地元以外の目線で見ると珍しいこと、面白いことが新鮮な視点で取り上げられていた。 帰りの時間帯を取り上げた天気予報はとても便利だが、早い時間に帰宅する人のイラストは女性で、遅い時間に帰宅する人は男性として描かれているのが気になった。
  • 朝夕のベルト番組は、差別化が難しいなかで、他局の東京発の番組に対して、メ~テレが自社制作で、企画や情報の多様化に取り組んできたことが分かった。 他局の番組の視聴者に対して、『ドデスカ!』の魅力をアピールして視聴習慣を変えるために、どういう取り組みをしているのか。また、個性を出すことと、出しすぎることのリスクについてもお聞きしたい。
  • テンポの良さ、地域情報を交えた親近感、出演者のチームワークなど、地元の視聴者にとっては好感のもてる仕上がりになっていたが、後半は地元情報を紹介するだけの内輪感も感じられた。朝の忙しい時間帯なので、視聴者を強く惹きつけるものがないと、別の番組にチャンネルを変えられてしまう可能性がある。

局側は

  • この地方唯一の自社制作の朝のベルト番組なので、ニュース、天気、スポーツ、企画ものなどすべての情報で、地元を強く意識している。エンタメコーナーはタレント、芸能情報にも一定のニーズがあり、これに応えたものとなっている。
  • 地元密着のコンセプトのもと、自治体との連携強化に取り組んでいる。担当者とのパイプができることで、番組のリーチを拡大することにもつながる。万が一の災害報道にも役立つと思う。
  • CMのメイキング映像の紹介については、商品をアピールするのではなく、出演しているタレントの撮影の舞台裏やエピソードを情報として取り上げている。商品をアピールする形にならないように心掛けている。
  • 番組の個性を出すのと出しすぎることのバランスは、大変難しい。重要なのは、視聴者の信頼を得ること。何かあった時にまずメ~テレを見てもらえるような、視聴者の情報源になることだと考えている。

などと答えました。

(3)次回開催予定

開催日時:2022年7月12日(火)16時~