名古屋テレビ 放送番組審議会だより

このページは「放送法」および「放送法施行規則」に基づき名古屋テレビ放送の放送番組審議会の議事の概要をお知らせするページです。
名古屋テレビ放送の放送番組審議会委員は8名で、会議は毎月1回、年間10回(8月と12月は休会)開催されます。放送番組の内容をはじめ、放送に関する全般的な問題についてご意見を伺い、番組制作の参考にさせていただいております。
名古屋テレビ放送では、放送番組審議会でのご意見を、毎月第1日曜日の午前5時00分から放送する「メ~テレオンブズ」の中でもご紹介しています。どうぞご覧ください。

<2018年4月分>

第593回 名古屋テレビ放送番組審議会

開催日
平成30年4月10日(火) 15:30~17:00
参加者
(敬称略)
  • 委員長:安村仁志
  • 委員:丹羽慎治、田中彩子、大竹敏之、裵 貞嬉、五藤義徳
参加者(リポート)
(敬称略)
  • 副委員長:小川明子
  • 委員:中 裕史

議事の概要

(1)業務報告

  • 社長挨拶
  • 2017年度視聴率報告
  • 2018年4月改編について

(2)審議テーマ

  • 『UP!』
  • その他

委員の主な意見です。

  • この番組は、いつ見ても地域に特化した情報が豊富で、親密感を感じられる番組だ。限られた時間内にいろいろな情報がうまくまとまっていて、楽しく見ることができた。
  • 全体的に、とても関心を持って見られる番組だと感じた。字幕の入れ方や画面転換など、飽きさせない作りになっているし、話題も、一般的な視聴者が関心を持つだろうと思われるものが、きわめて的確に取り上げられていた。
  • 約2時間の放送のなかで、この地域の情報を流すのと同時に、ところどころ東京からの全国ニュースが流れる。この『スーパーJチャンネル』とうまく混ざり合っているのがひとつの特長で、基本的にこの組み合わせは良いと思う。
  • 「特集」はすべてとても面白く拝見した。ローカル色豊かな身近な話題で、実際に見て利用できるものばかりだ。なおかつ、市井の人々の仕事へのやりがいや生きがいが活き活きと描かれていて、見ていて元気になれる「特集」だった。
  • 天気予報はどのニュース番組でも必ずあるコンテンツだが、「お天気3択」のクイズは見ていて面白い。当たり前のコンテンツでも、アイデアひとつで関心がより深まる、面白い事例だと思って見た。
  • メインキャスターである星アナウンサーは、発音の正確さや話のテンポの良さ、他のキャスターの話を巧みに引き取る術など、みな素晴らしく安心して見ることができる。「特集」の後のコメントも、なるほどと思わせる的確なものだった。
  • 「フォレストアドベンチャー新城」の紹介では、倉橋アナウンサーが自らの目線で視聴者に見せていた。あのような撮り方は非常に臨場感も出て、楽しさも伝わっていた。また最後に週末の予約状況も出ていたが、ああした配慮はとても大事で、関心を持った視聴者に「行ってみようか」と思わせるものだ。
  • パートIの志学館大学谷岡学長の記者会見は、背景の解説もなく、あれだけ見てもよく分からなかった。いろいろな立場からの情報が行き交うニュースであるし、たくさんの人が絡む事案でもある。扱うなら、それなりの社会性のある視点からしっかり取り上げる必要があるだろうし、もしかしたらきっぱり扱わないという選択肢もあるのかもしれない。
  • パートII全体を通して感じたが、時々MC(番組司会者)の皆さんの発言がかぶってしまい、聞き苦しいところが何か所かあった。特に「ヒレアシ甲子園」のところでは、MC同士のやりとりがとてもチグハグな感じで、間もあまり良くなくて残念だった。
  • 視聴者の視点から言えば、よくできた番組だと思うが、報道機関としてみた場合、視聴率には結びつかない、でも本来知っておくべき行政や司法の話題が少ないのに驚いた。そうしたハードニュースをどう見せてゆくのか、そこに報道のプロフェッショナルとしての矜持があるのではないだろうか。関心を持ちづらい、しかし長い目で見れば私たちに大きな影響を与えるものごとをいかに見せてゆくのか。議題化してゆくのか。培われた「見せ方」を生かして、是非ハードな内容も伝えて欲しいと思った。

局側は

  • この番組は、地元の魅力を『UP!』させ、番組を通じて東海地方が元気になることを目指して放送している。取り上げる話題の大小にかかわらず、全体を通して身近な幸せに反応できるような、そんな番組作りを心がけている。
  • 番組の見せ場は「特集」で、固いものから柔らかい話題まで幅広く扱っている。今回のものは、すべて“人”に焦点を当てた、地元らしいものをご覧いただいた。
  • この夕方の時間帯は、名古屋の各テレビ局が皆横並びで、同様のニュース情報番組を放送している。このため同じ話題でも、切り口をオリジナルなものにすることなどを意識して制作している。

などと答えました。

(3)次回開催予定

開催日時:2018年5月8日(火)午後3時30分~