名古屋テレビ 放送番組審議会だより

このページは「放送法」および「放送法施行規則」に基づき名古屋テレビ放送の放送番組審議会の議事の概要をお知らせするページです。
名古屋テレビ放送の放送番組審議会委員は8名で、会議は毎月1回、年間10回(8月と12月は休会)開催されます。放送番組の内容をはじめ、放送に関する全般的な問題についてご意見を伺い、番組制作の参考にさせていただいております。
名古屋テレビ放送では、放送番組審議会でのご意見を、毎月第1日曜日の午前5時00分から放送する「メ~テレオンブズ」の中でもご紹介しています。どうぞご覧ください。

<2014年5月分>

第554回 名古屋テレビ放送番組審議会

開催日
平成26年5月14日(水) 15:30~17:00
委員
  • 委員長:関口敦仁
  • 副委員長:諏訪哲史
  • 委員:岡本直之・広中和雄・森絵里・片山俊介・町田健・牛田千鶴

議事の概要

(1)業務報告

  • 社長挨拶

(2)審議テーマ

  • 『ドデスカ!』
  • その他

委員の主な意見です。

  • この時間唯一のローカル制作番組として、スポーツあり天気情報ありエンターテイメントありと、朝見ていてもテンポ良く気持ち良く見られる番組だ。
  • 重要なニュースについては何度も繰り返し伝えたり、地域のニュースを多く取り上げていることで、朝のローカル色を出した情報番組としてうまい伝え方が出来ている。
  • キャスターに明るさや前向きさがあり好印象だ。「おはよう」などひとつひとつの挨拶の語りかけにも好感が持てた。
  • 局アナをMCに起用しているのは、アナウンサーにとって大変励みになって良いことだ。
  • コメンテーターも要を得ていて分りやすく、番組を引き締めているようで良い。
  • 「お帰り天気予報」があるのは非常に助かると思う。朝からしっかり備えて出掛けられるのが良い。
  • 東海地区唯一のローカル番組をメ~テレが長年続けていることは評価に値する。今後も地元色を打ち出して、頑張って頂くことを期待したい。
  • ニュースやスポーツで同じ内容の繰り返しが何回も放送され、番組を通しで見ていると飽きてくる。回を追うごとに構成を変えるなど、もう少し工夫が必要なのではないか。
  • 芸能ネタが多過ぎるという印象だ。視聴者は本当にあの時間帯にあれほどの芸能ネタを欲しているのか疑問だ。あまりの繰り返しにチャンネルを変える人もいるのではないか。
  • エンタメコーナーは芸能ネタという要素が強過ぎて、そこで拒否反応が起きてしまう。エンターテイメントという視点で見たら、もう少し違うアプローチがあるのではないか。
  • 画面左上に「洗濯情報」が表示されるが、気温と天気の表示があれば十分なのではないか。特に東京や大阪の天気情報は要らないのではないか。
  • あらゆるターゲットをカバーしようとし、ジャンルの掘り下げが浅いのでは?2時間番組としては情報量も少ないし、もっと視聴者のターゲットを絞った方が良いのでは。
  • 伝える内容と主張の差がアイデンティティーを決めてくる。多メディア多チャンネルのなかで『ドデスカ!』にチャンネルを合わせてもらうには、新聞で言えば社説的な、他局とは違うメッセージの明確さを求めたい。

局側は

  • 今回のリニューアルではスタジオセットを変更したり、また女性コメンテーターを増やしたり、「さらに明るく・爽やかに」を目指した。
  • 7時20分頃から放送の情報系特集「ドデスペ!」では曜日ごとにテーマを設け、演出を含めて曜日ごとの統一感を出すように心掛けた。
  • 東海三県125市町村を毎日ひとつずつ紹介するコーナーも新設した。番組として今後も“地元応援”のスタンスを継続してゆきたいと考えている。
  • 東海地方のことばかりを伝えるのではなく、「東海地方の人々がどんな情報を求めているのか?」を念頭に置いて、番組内容に反映させてゆきたい。
  • ウラ番組との兼ね合いもあり、番組の視聴者構成は女性の35歳以上と男性の50歳以上がボリュームゾーンとなっている。この層をターゲットとイメージして番組作りをしている。また、この層にはエンタメコーナーも訴求力があると考えている。
  • 「ニュースやスポーツで繰り返しが多い」というご指摘が多い。日々意識して出来るものは工夫して変化をつけている。しかし実際には限界があるのも事実だ。

などと答えました。

(3)次回開催予定

次回の放送番組審議会は2014年6月11日(水)午後3時30分~
審議テーマ…『池上彰と考える!巨大自然災害から命を守れ』