名古屋テレビ 放送番組審議会だより

このページは「放送法」および「放送法施行規則」に基づき名古屋テレビ放送の放送番組審議会の議事の概要をお知らせするページです。
名古屋テレビ放送の放送番組審議会委員は8名で、会議は毎月1回、年間10回(8月と12月は休会)開催されます。放送番組の内容をはじめ、放送に関する全般的な問題についてご意見を伺い、番組制作の参考にさせていただいております。
名古屋テレビ放送では、放送番組審議会でのご意見を、毎月第1日曜日の午前5時00分から放送する「メ~テレオンブズ」の中でもご紹介しています。どうぞご覧ください。

<2014年1月分>

第550回 名古屋テレビ放送番組審議会

開催日
平成26年1月15日(水) 15:30~17:00
委員
  • 委員長:松浦好治
  • 副委員長:関口敦仁
  • 委員:諏訪哲史・岡本直之・佐藤久美・広中和雄・森絵里・片山俊介

議事の概要

(1)業務報告

  • 社長挨拶

(2)審議テーマ

  • 年末年始の番組全般について
  • その他

委員の主な意見です。

年末年始の放送番組全般について
  • 今年の年末年始番組は新しい企画ものもなく、全体的に落ち着いており定番化した番組が多かった印象だ。
  • 番組表を見て飛びつくような番組がなかった。
個々の番組について

『報道ステーション年末スペシャル』(12月24日放送)

  • ニュースとスポーツ、それに特集のバランスが良かった。
  • 小泉元総理の「原発ゼロ発言」を扱った特集は見応えのあるものだった。発言の真意や背景について理解することができた。
  • 小泉氏のドイツやフィンランドでの足取りを時間をかけて取材し、その取材そのもののプロセスを見せていたのが良かった。
  • 小泉氏の手法ややり方を含めての「小泉分析」になっていて、“小泉氏が何故フィンランドへ行ったのか?”はミステリーエンターテインメントだ。報道番組でありながらここまで興奮させられる番組は他には無い。
  • 小泉氏の主張を科学的に検証すべきだった。また反論も放送すべきだ。今後もシリーズとして取り上げて欲しい。
  • フィギアスケートの特集は、ソチオリンピックに選ばれた人・そうでない人の悲喜こもごもが丁寧に描かれていて、なかなか感動的だった。

『ドデスカ!UP!増刊号 今年は“できる!”年だった』(12月28日放送)

  • 年末の午後にふさわしく、非常に気楽に楽しく見られる番組だった。
  • 昨年東海地方で起こった様々な出来事をひと通り振り返ることができる内容で、飽きずに楽しく見られた。
  • 出演したアナウンサーには安定感があった。
  • 伊勢からの生中継は、年の瀬の賑わいの雰囲気が良く伝わり、大変良かった。
  • 視聴者参加のアンケートは質問内容も面白く良かった。
  • ワイドショー的だったという印象だ。
  • 取り上げる話題があちこちに振れ過ぎていたのではないか。順番もよくわからないし、その意図もよくわからなかった。
  • 取り上げた事件の真相や背景を専門家が分析・評価するなど、もう少し深彫り感があっても良かったのではないか。
  • 4時間の放送は長い。一年を振り返るのに関係のないグルメや芸能ネタはいらないのではないか。

『ご当地グルメ探偵団4 怪人ゴリ面相の晩餐会』(1月2日放送)

  • 番組の構成自体はあまり面白くないが、取り上げられているご当地のグルメについては、それぞれ生産者の話やご当地の映像がていねいに取材されており見応えがあった。
  • 各地のグルメ品の充実した内容に比べて、クイズやバトルの内容が稚拙で安易だ。企画に一考の余地があるのではないか。
  • ゴリ面相と探偵団を無理矢理対決させているような感じで、必要ないのではないか。むしろ中部各局対抗のほうが良いのではないか。
  • 事前ロケなのはわかるが、台風が接近するなかで半そで姿が出てくるのは、やはり正月の番組としていかがなものか。せめてお断りのキャプションを入れるべきではないか。

(3)次回開催予定

次回の放送番組審議会は2014年2月12日(水)午後3時30分~
審議テーマ…『メ~テレドキュメント ぞうさん~群れ飼育と動物園の明日~』