名古屋テレビ 放送番組審議会だより

このページは「放送法」および「放送法施行規則」に基づき名古屋テレビ放送の放送番組審議会の議事の概要をお知らせするページです。
名古屋テレビ放送の放送番組審議会委員は8名で、会議は毎月1回、年間10回(8月と12月は休会)開催されます。放送番組の内容をはじめ、放送に関する全般的な問題についてご意見を伺い、番組制作の参考にさせていただいております。
名古屋テレビ放送では、放送番組審議会でのご意見を、毎月第1日曜日の午前5時35分から放送する「メ~テレオンブズ」の中でもご紹介しています。どうぞご覧ください。

<2011年1月分>

第520回 名古屋テレビ放送番組審議会

開催日
平成23年1月12日(水) 15:30~17:15
委員
  • 委員長:谷川憲三
  • 副委員長:小林かおり
  • 委員:北村明美・加藤太郎・伊藤範久・松浦好治・関口敦仁

議事の概要

(1)業務報告

  • 社長挨拶(荒木社長)
  • 視聴率報告(狩野局長)
  • 放送法改正について(事務局)
  • BPO報告、参議院議員選挙にかかわる4番組について(事務局)

(2)審議テーマ

  • 審議番組
    『全日本ローカル局選手権』 11月11日(木)24:20~放送
    『ご当地グルメ探偵団~怪人ゴリ面相の野望~』 1月2日(日)15:30~放送
  • その他
会議の風景

委員の主な意見です。

全日本ローカル局選手権
  • いい意味で力の抜けた、気軽に楽しめる番組だった。
  • 全体的に非常にゆるく、力が入っていないので緊張せず見ることができ1時間があっという間だった。
  • MCの「ボケ」をテンポ良く無理矢理切っていく編集が、突っ込み的な効果を生み出していて面白かった。
  • どこにポイントを置いて作ったのか、ボケている。もう少し焦点がはっきりしたほうが視聴者にメッセージが伝わる。
  • MCのトークに比重が傾き、ローカル色を出すためにもVTRとのバランスがもう少しとれればよかった。
  • そんなにすごい対決になっていない。勝負ももう少し工夫が欲しい。
  • 制作局以外の他の地域にアピールするものが足りないのではないか。
  • ローカル局同士の共同制作は良いことだが、それぞれの局の特異性がもっと出たら面白いのではないか。
  • ものの見方の違いなど、地域で比較したらもっと面白くなるのではないか。
  • ニュースや面白い出来事など、他のジャンルで競ってもらうのも良い。
  • 地方のいろいろな人が出演しているのは良い。新しいジャンルの番組を開発していくことは重要なことなので、次回作にぜひ期待したい。
ご当地グルメ探偵団
  • 騒々しいお正月の番組が多い中で、落ち着いて見られた。取材がしっかりしており丁寧に作られた番組。
  • 全体としてよく考えられており、各局の特色も出ていてお正月に見るには面白い。
  • 飛騨高山の森のロケ地の雰囲気がよく、MCとクイズ回答者のやりとりも安定していて面白く見た。
  • 全体のつくりはうまい。クイズが息抜きになっている。
  • 知らないグルメもあり、地元局だからこそ知っている情報が出されているのは評価できる。
  • このエリアのこの材料を紹介する経緯が語られていない。一言あってもよいのでは。
  • グルメ番組としてはとても面白いが、クイズ形式を取る必要性がよくわからない。クイズ部分が冗長である。
  • グルメとクイズがセットになっているが、ヒントの出し方が露骨でクイズになっていない。見ている人も参加できるクイズを工夫すべきだ。
  • タレント同士のやりとりより、ややVTRが長すぎる印象を受け、少しもったいない。
  • 食べ物ばかりでだんだん飽きてくる。もう少し放送時間を短くするか、料理の話は減らしたほうが良い。
  • 各局が連携するのはコストダウンにつながり、番組制作の勉強にもなっていいが、バラエティだけでなく情報などいろいろなジャンルにも挑戦して欲しい。


局側は

全日本ローカル局選手権
  • エリアを越えた他地域との連携・共同制作により新しいタイプの番組開発を目指した。各局が地元の人や場所を取材し、それを放送エリア外の人にも見て楽しんでもらおうという発想。
  • 統一性の無いVTRだが、MCのトークに助けられ比較的うまく仕上がったのではないか。
  • 番組のまとめとしてポイントをつけるようにしたが、とって付けた感じが出たのは反省点。
ご当地グルメ探偵団
  • 中部ブロックのお正月番組として11年目に入り、MCを交替するなどリニューアルした。若年層の視聴者をとり込もうという意図もある。取材部分をゆったりと、というのは今までの方針どおりで、若いMCのキャラクターを活かすため少しドラマ仕立てにした。
  • クイズについては、正解、不正解というより、MCの遊びを優先させるという過去の番組のやり方を踏襲した。
  • ブロック制作の意義は、コストダウンというより各局の制作力向上にある。
  • 地方色を十分出しきれていない取材もあり、次回以降改善したい。

などと答えました。

(3)次回開催予定

次回の放送番組審議会は平成23年2月9日(水)午後3時30分~
審議テーマ…『田原総一朗が斬る!“河村ナゴヤ”を生討論』12月18日(土)25:20~放送