STORY ~ストーリー~
元海兵隊員ウルフは仲間と共にピッツバーグの銀行を襲撃。市民を巻き込まない計画だったが、予期せぬ事態で彼らは人質を盾に籠城することに。一方、警察が銀行を包囲する中、交渉人ホルストが犯人と接触を試みる。

自分がイラク戦争の犠牲となった帰還兵だというウルフの演説が市民の心を掴み、英雄と化していた犯人。そのイメージを覆すべく、警察は彼らの身元調査を開始。そんな中、ホルストは現場の指揮を外されてしまう。

ホルストの後任であるFBI捜査官は高圧的な態度で犯人に接触。殺し屋による発砲事件が起きるなど現場は緊迫した状況に。そんな折、陰で地道な交渉を続けるホルストに信頼感を抱き始めたウルフは、交渉相手は彼だけだと宣言する。

ホルストもウルフを信頼し始めた矢先、犯人側の銃の誤射で人質が負傷する。ホルストはあくまでも事故だと訴えるウルフを信用できず、強行突入を決断。一方、強盗団は地下通路からの脱出計画を進めていた。

警察に先手を打たれて、脱出に失敗したウルフ。しかし、降伏しない彼の心を揺さぶるため、ホルストは彼の息子を利用して罠を仕掛けることに。そんな中、ホルストは夫を心配して面会にきた妻と対面し、ひと時の安らぎを感じる。

銀行の外にいる元兵士の仲間からの報告を受け、新たな脱出に向けて動き始めたウルフたち。だがホルストは、ウルフの息子を利用して仕掛けた盗聴器で、再び彼らが逃げようとしていることを察知する。

二度に渡る脱出の失敗や自ら外に出た仲間の一人が警察に狙撃されるなど、強盗団の間に不穏な空気が漂っていた。脱出を諦めきれないウルフは、銀行に呼び入れたホルストに人質の処刑準備を見せるという強硬手段に出る…。

人質を救うべく犯人逃走用のヘリを手配したホルストは、再び銀行へ。そして、人質は無事だがすでに犯人は逃走した後だった。本部へ連絡したホルストは、負傷者3人と救急車で現場を去るが…。
