2006年4月26日 25時43分~26時38分放送
 
あの空まで
親父バンド キューバへ
 
 
尾関さん(左)と須藤さん(右)
 

  「ドス・キゼオス」は名古屋を中心に音楽活動をしているキューバンバンド。その中心となっているのが尾関真(55歳)と須藤祐樹(52歳)の2人の中年オヤジだ。名古屋市内のライブハウスにはファンがつめかけ、和やかな雰囲気の中キューバ音楽を楽しんでいる。
  そんな彼らのもとにキューバの音楽祭から招待状が届いた。音楽祭の名前は『ソン・フェスティバル』。サンチアゴ・デ・クーバで行われる格式高い音楽祭。キューバ最高の音楽祭のステージに招待された尾関、須藤率いる「ドス・キゼオス」。さあ、大変・・・!楽曲はどうしよう・・・?
  尾関真(55)は学生時代から音楽に没頭し、「憂歌団」にも楽曲を提供しているピカイチの実力。家庭では2人の孫がいるおじいちゃん。会社に勤めながら音楽活動を続けてきた。須藤祐樹(52)は、高校時代からブルースにはまり1996年尾関とバンドを結成した。これまで様々な職業を経験、大病を患ったことも。今はトラックの運転手だが昨年離婚。そしてこの2人の生き方にあこがれて「ドス・キゼオス」の仲間になった総勢9人のバンドメンバー。みんな夫々ユニークだ。顔ぶれは医師、質屋店員、楽器店経営者ど様々。年齢も20代から50代までと幅広い。
  キューバで演奏する曲目は日本の唱歌「さくら」。練習になかなか時間が取れなかった「ドス・キゼオス」が、いよいよ3月、キューバに乗り込んだ。日本語の歌詞にのせて演奏されるキューバ音楽は、この音楽祭始まって以来初めてのこと。本場キューバでかれらの音楽が受け入れられるのだろうか・・・ 音楽の楽しさを多くの人と分かち合いたいという2人の一途な思い。夢を忘れずに生きることの厳しさと楽しさ。この番組はそんな心温まるメッセージを込めて送るドキュメンタリーです。

ナレーター:木村充揮(元「憂歌団」リードボーカル)

 
 
キューバで演奏するドス・キゼオス
 
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