2005年1月31日 25時43分~26時38分放送
 
オグリコールをもう一度
~廃止か存続か 岐阜・笠松競馬~
 
 
 
廃止が検討されている笠松競馬場
 

 2004年9月13日。岐阜県の笠松競馬場に衝撃が走った。「すみやかに笠松は廃止すべきである」と県の笠松競馬経営問題検討委員会が発表したからだ。名馬オグリキャップを生み出した競馬場が廃止の危機にさらされている。
 「やることは、すべてやり尽くした」という岐阜県の見解。
 「まだ何もしていない」と真っ向から対立する笠松の現場―。
 笠松競馬はジリ貧で最近は赤字続き。自治体がリストラを考えるのも仕方が無い状態だ。しかし赤字を解消するための経営努力がなされてきたか?というと、まだまだ検討・改善の余地はある!と現場は言う。
 調教師の妻たちが結成したグループ「愛馬会」も動き始めた。笠松に対しこれまで自分たちが何も取り組んでこなかったことを反省し、「私たちは三食昼寝つきの主婦でした・・・」という書き出しで始まる手紙を自民党の青木参院幹事長にだしたり、競馬場内でジョッキーのグッズなどのバザーを開くなどファンを呼ぼうと必死だ。存続を訴える人はまだいる。笠松競馬出身で現在中央競馬で活躍している安藤勝己騎手も地元入りし「笠松を救うのはファン」と訴えた。
 どうして、笠松競馬を廃止するという判断をせねばならなくなったのか。笠松が生き残る道はないのか、笠松がなくなると地元にどんな影響があるのか。名馬「オグリキャップ」のふるさとでもある笠松競馬。オグリキャップは引退前、不振が続き「オグリはもう終わった」と口々に囁かれた。しかし、引退レースとなった暮れのグランプリ・有馬記念で見事優勝。競馬場に「オグリ」コールが鳴り響いた。奇跡のレースに心の叫びが沸き起こったのだ。果たして、オグリキャップのように笠松競馬に奇跡は起こるのか―。競走馬のいる生活を紹介しながら「地方競馬」とは何か、そしてその将来を考える。
 
 
オグリキャップ(北海道の牧場にて) 笠松の観客席
 
<お詫びと訂正>

1月31日に放送した番組内のナレーションに一部誤りがありました。
2004年11月23日に笠松競馬場で行われた全日本サラブレッドカップで 安藤勝己騎手が登場しているシーンで、「アンカツが笠松で騎乗するのは2年ぶり。中央競馬に移籍して初めての凱旋レースです。」とのナレーションがありました。
しかし安藤騎手は2003年6月3日に笠松競馬場で行われた木曽川特別に騎乗しており これが初の凱旋レースでした。
誤った情報を放送してしまい、視聴者・関係者の方にご迷惑をおかけしました。
お詫びをするとともに訂正させていただきます。

番組プロデューサー 五十嵐信裕
 
スタッフのつぶやき