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エンジンオイルなどの廃油をリサイクル活用 「広がる環境意識」【メ~テレSDGs企画】

2021年9月25日 08:00
分別回収で出された新聞紙や雑誌などが、毎日の生活に欠かせないティッシュやトイレットペーパーの原料となっていることは広く知られています。これらのリサイクル製品を作る機械にもリサイクル燃料が利用されています。
 機械の燃料にも、車などに使われた廃油をリサイクルして利用することができます。

トラックやバスなどの大型車が主力商品のいすゞ自動車では、車両をメンテナンスする際に発生する、使い古したエンジンオイルの再利用に力を入れています。

 一台のトラックから回収される廃油の量を聞くと…。

「大型ですと30Lだとか、1回でも100L近くまでいく。乗用車と違って、廃油の量も多いので、それがうまく活用できれば、いいかなと思う」(いすゞ自動車中部 エンジニア 清水亮 班長)

 車両が集まるサービスセンターで多い時は月に1500Lも出るという廃油。再利用に向け、専門のリサイクル業者に回収を依頼しています。

 いすゞ自動車では5つの挑戦を掲げて、環境への負荷を最小限にするため事業活動に取り組んでいます。排出される温室効果ガスをゼロにしたり、廃棄物などの再資源化率100%などを目指しています。
 

廃油のリサイクル事業を展開する「M.O.C」

環境意識の高まりで廃油の販売先が4倍以上増加
 いすゞ自動車とタッグを組むのは、名古屋に本社があるM.O.Cです。廃油をリサイクルするスペシャリストとして事業を展開しています。

「自動車修理工場とか自動車ディーラーさんから、エンジンオイルの廃油を集めて、そのエンジンオイルを精製しまして、再生燃料として販売しております。」(M.O.C 営業部 吉鷹栄春さん)

 終戦後に油を販売する会社として創業し、現在では廃油のリサイクルや産業廃棄物の収集なども行っています。環境意識の高まりとともに、廃油の販売先がここ数年で4倍以上に増えたいいます。

「東北大震災の時ですね、廃油は非常に暖を取るのに有効な燃料だったと聞いております。いざというときの災害のときに使える燃料として、お使いいただけるような問い合わせも増えております」(吉鷹栄春さん)
 

廃油のリサイクル過程

保管状況で変わるリサイクル効率・大事なのは「企業のリサイクル意識」
 回収した古いエンジンオイルなどは工場に運ばれ、水分や不純物などを取り除いたあと、再び油として再利用されます。リサイクルの過程で大切なのは、古い油の保管状況です。

 屋内の施設で、雨などの水分が入りこまないようにすることが望ましいといいます。

「お客様の廃棄物の保管状況。特に油に関しましては、水分量が非常に大事な部分でもあります。水分量が少ないということは、リサイクル率が高いということになります」(吉鷹栄春さん)

 回収を依頼する企業の意識が、リサイクルの効率に直結する廃油。再利用をものづくりの愛知で進めていくことに、大きな意味があるといいます。

「愛知県は製造業の多い地場ですので、やはり油の出る量も多いです。油を通じて、環境問題に取り組んでいければなと思っておりますが、私どもだけでは取り組めないわけで、やはり同業者、そして違った事業とか、垣根を越えた仲間と、パートナーシップを結んで取り組んでいきたい」(吉鷹栄春さん)

(9月24日 15:40~放送 メ~テレ『アップ!』より)
 

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