2011年03月29日[火]
「がんばろう」
東日本大震災が発生してから2週間が過ぎた。
私の地元、宮城県を含め、日本各地で大きな被害が出た。
多くの涙が流れた。
今も苦難と立ち向かっている人達がいる。
それでも、震災当初は連絡がつかなかった家族や友人達と話すと、
「大丈夫」「まぁそんな心配すんな」という言葉が多かった。
宮城と愛知、離れた土地にいる私は、
「落ち着いたら、またみんなで会おうぜ」といって会話を終える。
現在行われている選抜高校野球大会の開会式で、
選手宣誓をつとめた創志学園(岡山)の野山主将は
「人は仲間に支えられることで大きな困難に立ち向かっていくことができる」
と話した。
この大会のスローガンは「がんばろう!日本」。
シンプルな言葉だけど、口に出さずに唱えてみたら、
こんなに力強い言葉は無いようにも感じた。
ディレクター:O
2011年03月07日[月]
「スタジアムへ行こう!」
いよいよ春本番を間近に、先週末にはJリーグが開幕し、プロ野球も今月末の開幕に向けて、オープン戦にも熱がこもってきた。名古屋グランパスも中日ドラゴンズも新たな戦力を加え、“連覇”という目標を掲げ、長いシーズンに臨んで行く。
今年の寒い冬を乗り越え、オフシーズンに体をケアし、自主トレ、キャンプで力を蓄えてきた選手たちが、躍動し、どんなパフォーマンスを魅せてくれるか楽しみでしかたない。
そして、わがスポーツ部といえば…今週末から、“一週間中継三昧”
その中継番組を紹介すると…
12日(土)午後1:55からは、阪神タイガースと中日ドラゴンズのオープン戦を甲子園球場から生放送する。ドラゴンズの新戦力グスマンをはじめ、投手陣の仕上がりを自分の目で確かめてください。今年もセ・リーグの覇権を争う両チームの前哨戦に乞うご期待。
15日(火)は、アジアのクラブチャンピオンを目指す名古屋グランパスが、UAEのアルアインを瑞穂で迎え撃つAFCチャンピオンズリーグのホーム初戦を、19日(土)は、FC岐阜が、新装なった長良川競技場に今年度J2の優勝候補の最右翼と目されるFC東京を迎え、挑んでいく戦いを、両日とも深夜に録画放送する。テレビ放送は深夜なので、是非ともスタジアムに足を運び、「瑞穂を真っ赤」に、「長良川を緑」に染めて、熱い応援をお願いしたい。観戦帰りには仲間で語り合い、そして家に帰って、もう一度メ~テレで心に残るシーンを再度、目に焼き付けてもらえばと思う。
また19日(土)の「スポケン!」は、フィギュアスペシャルとして55分に拡大して放送。3月11日(金)から13日(日)の3日間、名古屋のガイシアリーナで開催される村上佳菜子選手も出場する愛知県フィギュアスケート選手権の模様を中継収録する。村上選手のみならず次世代のヒーロー、ヒロインを目指す選手たちに大注目だ。
昨年も書いて、テレビマンとしては失格かもしれないが、何度も言いたい。
スポーツを観るなら、とにかく“スタジアムに行こう”…そして応援しよう。
このエリアは、私達の応援に応えてくれるチームがあり、選手たちがいるから。
スポーツ部長:K
2011年03月01日[火]
「怪我」
去年の10月生まれて初めて骨を折った。
仕事とは全く関係ない、プライベートでの出来事で救急車で病院へ。
診断の結果は両踵骨(りょうあしのかかと)の骨折。
およそ2時間の手術のあとで、
主治医は「立てるようになるまで2ヶ月以上かかる」と言った。
それから1週間後、リハビリが始まった。
両足のひざから下はギプスでガチガチに固定されたままだったが、
動かす事のできる太ももの筋力を落とさない為にトレーニングする。
そして2ヵ月後、いよいよ立ち上がる事になった。
両手で平行棒を握り、車椅子から身体を起こした。
「!!」
身体が、いや上半身がとてつもなく重い。
生まれて初めて『重力』を感じ、とてもビックリした。
わずか2ヶ月で子供のころから出来ていた立つ事ができなくなったのだ。
スポーツの世界では、シーズンの初めに抱負を聞くと
「怪我をしない事」と答える選手が多くいる。
これまではもっと具体的な数字などを挙げて欲しいと思っていたのだが・・・。
怪我をしてからまもなく5ヶ月。まだ走ることが出来ない。
怪我から復帰するには、大変な時間と労力が必要なのだ。
実力勝負のアスリートにとってはまさに死活問題。
「怪我をしない事」
今回、改めてこの言葉の重さが分かった気がした。
ディレクター:T
2011年01月31日[月]
「ナンバー」
スポーツ選手にとって、数字というのは、結構意味があると思う。
打率?順位?成績?いや、それもそうなのですが・・・。
車の数字、つまりは『ナンバープレート』。
例えばサッカーやプロ野球選手で、
自分の背番号を車のナンバーに選んでいる選手は一人や二人ではない。
今年から車を変えた《グランパスのカリスマ》のナンバーにもこだわりがあった。
実は、そのナンバー、奥様の誕生日だとか。
ピッチではカリスマのあの人も、家族への愛情はたっぷり。よき夫なんですね。
ディレクター:A
2010年10月12日[火]
「健康第一」
40を過ぎたあたりから体のあちこちが悪くなりだした
健康診断は2年連続の再検査
去年、人生初の胃カメラをのみ、こんなに苦しい事二度とやるものか!と誓ったものの、
その苦しさの記憶は1年で薄れ今年もやってしまった・・・もう絶対にやらん!
ドラゴンズ山本昌45歳、サッカー三浦和良43歳、テニス伊達公子40歳
40歳を越えてもトッププレイヤーであり続けるアスリートの体はいったいどうなっているのだろう?
体力の衰えを補う高い技術、そして人並み以上の努力なくして今がある!
そんなことは言うまでもないが、一般人から見れば彼らは超健康優良児!まさに中年の星である
今度会ったとき、ちょっと聞いてみよう
胃カメラをのんだことがあるかどうか・・・。
ディレクター:H
2010年05月31日[月]
『握手』
プロ野球の世界では試合前にまるで儀式のように
繰り返されるものがあります。
それは・・・「先輩への挨拶」
小学、中学、高校、大学、社会人、
すべての先輩へ挨拶をしなければいけません。
もちろんその先輩と『かぶっていなくても』当然です。
つまり会ったことのない、知らない先輩でも挨拶をしなければならないので
事前に出身校などを調べて試合前の練習中に挨拶に行くのです。
先日、ナゴヤドームで行われた楽天戦では
大変なことになっていました。
ドラゴンズの練習が終わりに近づいたころ
センターのフェンス付近で練習していた投手陣のうち
6,7人がゾロゾロと小走りで3塁側に向かっていきます。
プロ24年目の大ベテラン、元ドラゴンズの山崎武司選手に
挨拶をするためです。
特に浅尾投手は出身中学校が同じということで
座り込んでの会話となっていました。
上下関係が厳しい野球界ならではの光景です。
そして実はもうひとつ、決まり事のように行われることがあります。
それは・・・「握手」
久しぶりに再会した選手たち。
挨拶を交わしながら何故か必ず握手をします。
どうして握手なのかはよく知りません。
以前から疑問なんですが・・・。
しかし、自分も旧知の選手やスタッフと会うと握手をしています。
みなさんは友人に久しぶりに会ったとき握手をしますか?
よくよく考えると不思議な光景だと思いませんか。
ディレクター:T
2010年05月10日[月]
「おニャン子世代」
昭和49年 寅年生まれの私 まもなく36歳
見事に下腹も膨らんできて「THE・中年」
ちなみに私と同級生の有名アスリートは
ゴジラ松井(MLB)、Dジーター(MLB)
清水宏保(Sスケート)、室伏広治(ハンマー投げ)
M・クロコップ(格闘技)B・サップ(格闘技)・・・
などなど世界の最高峰で戦い
そして大きな勲章を得た大物が勢ぞろい
いっぽう名古屋から世界を狙う中年ディレクターは
最近担当するフィギュアスケートなどの取材先で
つくづく思う事が・・・
「同年代の選手がいなくなってきた・・・」
スポーツ選手の寿命は短い
ちょうど私の年齢ぐらいになると
現役に残っていてベテランの域に達した選手ぐらい
取材をしながら寂しい気持ちになっている今日この頃・・・
やはり同年代の選手への取材は
お互いに親近感があるし余談になっても共通ネタが多い
その昔グランパスの同世代の選手たちと
「おニャン子クラブ」の話題で盛り上がったのを思い出す
今のスポーツ界に「おニャン子世代」の選手がどのくらいいるだろう・・・
しみじみと時代の移り変わりを感じる私だが
最近取材を開始した選手はというと・・・
FC岐阜 秋田英義 35歳!!!
(5月29日のSPOKEN!で特集を放送予定)
ガチ同い年
これまでの取材ではまだ「あの話題」を出していない
でもそろそろ聞いてみようと思う
「ちなみに私のNo1は高井麻巳子ですが
秋田選手のおニャン子No1は誰ですか?」
ディレクター:K
2010年04月05日[月]
「7年目の春・・・スポケンリニューアル」
この前、年が明けたと思ったら、あっという間にもう4月ですね
入学、進学、就職、そしてプロ野球シーズンの開幕!
先日、美容院に行ったときの事
私のとなりに来たお客さんが熱狂的なドラゴンズファンだったんです!
座るやいなや、今年の主砲ブランコはどうのこうの、去年最多勝の吉見の投球フォームが・・・落合監督の采配が・・・etc
さらに、他のお客さんも混じってなんとドラゴンズ談義が勃発!!・・・改めてドラゴンズの人気の高さを実感した瞬間でした
ちなみに私はドラゴンズの取材者であるということは隠し通し、ふんふんと聞いてました
ところで、スポケン!は4月からリニューアル
2004年の「光るスポーツ研究所」からはじまり、この4月から7年目
これまでどおり、これまで以上にドラゴンズを中心に東海地区アスリートの活躍を深く、熱くお伝えしていきます
ちなみに私はスポーツ部に来て気付けば15年目・・・同じくリニューアルして心機一転がんばります!
ディレクター:H
2010年03月03日[水]
球春
1980年代までは「球春」というと、プロ野球だけの修辞だったと思いますが…
今では、一足先の今週末3月6日、Jリーグが開幕します。すでにプロ野球でもオープン戦が始まり、各チームの新戦力に注目が集まります。
2月は、肌寒い沖縄の中日ドラゴンズキャンプに始まり、遠くバンクーバーの熱戦に興奮し、名古屋グランパスとFC岐阜のプレシーズンマッチで締めくくったメ~テレ・スポーツ部、個人的には2月の週末はスポーツ観戦三昧の日々でした。
第1週目、沖縄北谷のドラゴンズキャンプ。「スポケン!」の収録を兼ねて訪れた沖縄は、予想外の小雨と寒さ。しかしながら、普段から蓄えた皮下脂肪が役に立つことに。野球の経験のない私でも、間近で見るプロ選手の投球、打球、フィールディングに心躍りました。
第2週目、鹿児島指宿のグランパスキャンプ。前週の沖縄と打って変わって、台風のような天気のため、蒸し暑い。飛行機は3度の着陸を試み、なんとか無事に鹿児島空港に。日本代表組は不参加だったものの、ストイコビッチ監督3年目、闘利王、金崎らをはじめとした有力選手を獲得し、「2010年は、ワールドカップの年ではなく、グランパスの年にする」とキックオフパーティでピクシーが高らかに謳ったように、念願のJリーグ制覇に向けての始動でした。ミニゲーム形式の練習では、時折ストイコビッチ監督自らが加わると雰囲気も一変し、緊張感のあるキャンプとなっていました。
第3週目、宮崎市内でのFC岐阜キャンプ。読売ジャイアンツが賑やかにキャンプを張る隣のグランドでは、倉田新監督の大きな声が響き、若い選手たちは、監督の志向するシステムの反復練習を繰り返していました。今年からユニフォームスポンサーを整い、いよいよ躍進の年になる予感もありました。
そして、最終週。
土曜日はミスタードラゴンズ立浪選手の引退試合に多くのファンがナゴヤドームにつめかけ、最後の勇姿を焼き付けたものと思われます。
日曜日は、今年で3年目になる名古屋グランパスとFC岐阜のプレシーズンマッチ。名古屋グランパス新加入の闘利王、金崎に注目が集まる中、岐阜が初めて、名古屋から得点し、引き分けに。次の対戦にお互いのサポーターはどんな期待を込めて見つめるのか、楽しみになる試合の内容・結果でした。
とりとめもなくこの1カ月を振り返りましたが、最後に一言。
「皆さん、とにかくグランドに足を運んでください。
野球・サッカーが大好きな選手やスタッフの思いを感じながら、大きな声で応援しましょう。 そして、スポーツは生が一番ですから。」
こんなこと言ったら、テレビマンとしては失格かもしれませんが…
スポーツ部長:K
2009年11月24日[火]
視聴者の声
メ~テレで働き、すでに24年目にもなると、いろいろな職場を経験してきました。
テレビ局といっても、ニュースや番組などを作る部署だけでなく、当然のことながら、営業をはじめ、総務、人事、経理などの部署もあります。そんな中で、メ~テレにも、番組やイベントなどについて、視聴者の皆さんからのいろいろなご質問やご意見を伺う「視聴者センター」という部署があり、かつてはその責任者もしていました。
毎月1500件あまりに及び、お寄せいただく電話やメールの多くは、番組の放送時間や、番組内で紹介された情報の問い合わせなどですが、真摯に受け止めなくてはならないご意見・ご要望や、番組情報の誤りをご指摘いただくことなども少なくありません。
『スポケン!』をはじめスポーツ部に寄せられる声も同様で、スポーツニュースやアスリート情報を伝える者としては、常に正確な情報を伝えなくてはなりませんが、時として、選手名などを誤って表記やコメントしたりすることもあります。特に生中継などでは、流れていく短い時間の中で情報を取りまとめ、秒単位で切り取った映像とコメントを組み合わせ、状況を紹介していく中では、順位や選手名など誤って放送することもあります。そうした時は、必ずといっていいほど、視聴者センターにご意見が寄せられます。とりもなおさず、真剣に見ていただいている証拠だと思います。特にご自身が応援されている選手やチームであればなおのこと、「失礼な放送だ」「選手は真面目にやっているんだから、放送もきちんとしろ」など、ごもっともなご意見です。
またサッカーや野球など中継をもっと放送して欲しいといったご要望もいただきます。
テレビ局としても、ニュース、ドラマ、バラエティなど総合的に番組を編成・放送しなければならなく、皆さんすべてのご要望に沿えないのも現実です。
3年前、ドラゴンズとジャイアンツのリーグ優勝のかかったゲームを放送権のある他局が放送しなかった時、なぜかメ~テレにも100件を越える苦情が寄せられたこともありました。メ~テレにも今年、名古屋グランパスが、AFCチャンピオンスリーグで勝ち上がっていくたびに、同じようなご要望もいただきました。
ただ、『スポケン!』をはじめ、スポーツ部にお寄せいただくご意見の多くは、アスリートやチームを応援する気持ちの表れであり、番組に対する期待の表れだと思っています。
先日いただいたご意見の一部を引用させていただき…
「伊集院さんとアスリートのスタジオトークは他の番組では見られない『スポケン!』ならではの内容であり」、それを活かして、ますます魅力ある番組作りを目指していきます。
「皆さんからのご意見をお待ちしています。」
スポーツ部長:K