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レスリング

2014年01月21日[火]

「師走」

2014年がスタート、いよいよソチ五輪開幕が迫ってきました。注目はやはりフィギュアスケート。この地方からは浅田真央選手、鈴木明子選手、村上佳菜子選手の女子3選手、そして同じく愛知出身でペアの木原龍一選手。1年前までシングルの選手だった彼が、わずか1年で五輪のペア代表に選ばれました。結成1年での大舞台、プレッシャーはあると思いますが、大いに楽しんでもらいたいです。
ところで、「12月」を「師走」と呼びますよね。走り回るぐらい忙しい…、まさにその言葉通りの経験をしました。
フィギュアスケートのソチ五輪代表が決まったのが、去年12月にさいたまスーパーアリーナで行われた全日本選手権。チケットも即完売のプレミア大会に、なんと取材パスで入れることになったのです!!会場に行けるのは女子フリーの23日のみ。ですが、この日はソチ五輪代表が発表されるということで、さらにプレミア度アップ!!
実はこの日、フィギュアスケートだけではなく、レスリングの全日本選手権の取材もあったのです。世界大会14連覇の吉田沙保里選手の年内最終試合。フィギュアスケートとレスリング、世界トップレベルの選手の試合を1日に2種目も見られるという幸せな1日が待っている…。そう信じて、早朝の新幹線に乗り込みました。
まずは、フィギュアスケートの会場、さいたまスーパーアリーナへ。女子の公式練習を見学したところで、レスリング会場の東京代々木第二体育館へ移動。ここで、同じ名古屋の別のテレビ局Y先輩と遭遇。何とY先輩もレスリングの取材終わりで、フィギュアスケート全日本選手権に向かうのだと…。贅沢な1日は私だけではありませんでしたが、一緒に共有できるのも悪くないと、レスリング取材に取り掛かりました。
吉田選手の試合は、やはりメインイベント、最終種目。終了予定の18時を目処に出発すれば、19時過ぎにはフィギュアスケートの会場に到着し、女子最終グループだけでも生で見られるだろう、そう思いながら吉田選手の出番を待つことに。
スポーツは何が起きるかわかならい…。明らかに競技スケジュールが押してきている…。吉田選手の試合が終わり、会場を飛び出したのが18時半。やばい…、間に合わないかも…。Y先輩と血相を変えながら、猛ダッシュでJRの駅に向かい、電車に飛び乗りました。この段階で、すでに最終グループの後半3選手の演技に間に合うかどうか。「村上選手はギリギリか。でも最終滑走の浅田選手には絶対に間に合うだろう」。そんな会話をしながら、電車の中でもフィギュアの結果が気になり、Y先輩と2人、スマホで競技速報をチェック。かなり熱くなっていたのでしょう…。どこの駅を通過し、あと何駅だったのか、2人とも全く記憶がありませんでした。気づいた時にはすでに遅し…。目的のさいたま新都心駅を乗り過ごしてしまっていたのです。
会場に到着し、目にしたのは、演技を終えた浅田選手がキスクラをあとにする姿が映ったビジョンの映像でした。恥ずかしながら、選手誰1人の演技を生で見ることができなかったのです…。脱力感で呆然としてたところ、会場のビジョンに、優勝した鈴木選手の演技映像が流れ始めたのです。私は食いいるように見ていました。なんせ初見ですから…。すると、驚きの光景を目の当たりにしたのです。ビジョンの中の鈴木選手がジャンプを跳ぶごとに会場から大きな拍手が…。もちろん、生の演技ではありません、すでに滑り終えた鈴木選手の演技映像です。にも関わらず、観客の皆さんが温かい拍手を送っていたのです。鈴木選手の迫真の演技、そして心温まる光景に、思わず涙腺が緩んでしまいました…。
今回の熾烈な五輪代表争いを生で見ることができなかったのは残念極まりないですが、五輪代表発表の瞬間に立会い、そして鈴木選手の迫真の演技を擬似観戦できたことは非常に貴重な経験。35歳、忘れられない「師走」となりました。

ディレクター:K

2012年06月27日[水]

「本当の強さ」

いよいよロンドン五輪開幕まで1ヶ月を切りました。選手達は来るべき勝負の時に備え、最後の調整を行なっていることだと思います。
メ~テレもこの地方の五輪代表選手を取材していますが、その中で私は女子レスリングの吉田沙保里選手を取材させていただく機会をもらいました。吉田選手はご存知の通り、アテネ・北京と五輪2連覇中で、さらには世界選手権9連覇中の、誰もが認める世界最強の女王です。このロンドンでは女子選手史上初となる五輪3連覇の偉業に挑戦します。
そんな彼女を支えてきた強さの秘密、それこそが「高速タックル」。一瞬の隙を見逃さず、確実にポイントを奪う、吉田選手の最大の武器です。実はそのタックルが最近決まらなくなっているというのです。世界は吉田選手のタックルの研究を重ねてきていて、特にライバルのカナダの選手は、去年の世界選手権で吉田選手のタックルを何度も封じて、あと一歩のところまで追い詰めたのです。
課題を見つけた吉田選手はロンドンに向けて新たな取組みを始めました。それこそ、武器である「タックル」の進化。これまでの、相手と触れ合わずにある程度の間合いから飛び込むタックルから、守備に徹する相手に合わせて、組んだ状態や近い距離から繰り出すタックルへ、そのスタイルを変化させているのです。さすがは長年世界女王に君臨している吉田選手、世界のライバルのさらに一歩先を進もうとしているのです。簡単には女王の座を譲らない、強さを追い求める彼女なりのプライドというか自らの武器へのこだわりを感じました。
しかし、彼女の本当の強さを感じたのは、別のところにありました。それは自らの武器や課題を公言しているところです。ここまで世界にマークされているトップ選手であれば、なおのこと自分の手の内をライバルに知られたくないはず。しかし、彼女は個別取材であろうと公開取材であろうと包み隠さず話してくれるのです。確か数年前にテレビの特集を見かけた時にも、その当時の彼女の新しい技を公開していたと記憶しています。そこから世界女王を守り続けているわけですから、相当の自信とそれを支える厳しい過酷な練習があるものだと推察します。技術や才能の凄さは勿論、そうした彼女の「心」「精神力」の強さには改めて感服です。
5月のワールドカップではロシアの若手選手に苦杯をなめさせられた吉田選手。しかし、あくまで本番はロンドンオリンピック。さらに強さを増した姿、そして光り輝く金メダルを我々に見せてもらいたいです。

ディレクター:K

2010年09月14日[火]

「109。」

何でしょうね?
これは僕の直近のゴルフのスコアです。
ゴルフを始めてもう3年目ぐらいになりますが
未だに100を切れません。
せっかくドライバーがうまく打てても、
2打目をダフってしまいます。

要するに全然安定しないんですよね。


最近、レスリングの吉田沙保里選手が世界選手権(五輪も含め)10連覇を達成しました。
実は彼女はここ8年ぐらいで1度しか負けていないんです。
これってものすごい安定感ですよね。
その秘訣は何かと聞いてみたら、

「小さいときからの積み重ねと今の努力」

吉田選手は3歳からレスリングを始めています。
現在は27歳。
20年以上の積み重ねがあの安定感を作り出したんですね。
しかも中途半端な積み重ねではありません。
めちゃくちゃ厳しい環境で積み重ねた努力です。
そして現在も当たり前のように練習を積み重ねています。

1つのことを極めるってそれだけ大変なことなんだと改めて実感しました。

まずは毎日の素振りから始めてみます。

ディレクター:M