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フィギュアスケート

2015年05月27日[水]

スケーターのオフシーズン

国別世界対抗戦、日本の2大会連続銅メダルで幕を閉じた14-15シーズンのフィギュアスケート。
現在は、フィギュアの大会はなく選手たちにとっていわゆるオフの時期であるが、スケーターに休みはない。
多くの選手は来シーズンに向けた新プログラムを習得しており、シーズン中と同じ練習量をこなす。オフシーズンの今も文字通り“スケート漬け”の日々を送っている。曲選定に、振り付けに、衣装決めに…やることはいっぱい。
取材で邦和スポーツランドに訪れた際も、選手たちは新プログラムの練習に勤しんでいた。
中でも真剣な眼差しで練習していたのは、この春、中京大学に進学した本郷理華選手。
今シーズン、シニアデビューを果たした彼女は、GPシリーズロシア大会で優勝、その後も全日本選手権で2位、四大陸選手権で3位に入るなどヒロインへの階段を一気に駆け上がった。
来シーズン、SPはキダム、FPはリバーダンスのプログラムでシニア2シーズン目に挑む。来季の意気込みについて『今シーズンの勢いを忘れず、自分らしくやっていきたいと』と語った本郷選手。
SPの振り付けを担当するのは、なんと同じクラブに所属する鈴木明子さん。本郷選手の長い手足を生かしたという振り付けにも注目したい。

アシスタントディレクター:K

2014年09月02日[火]

「ミライメダリスト集結」

ソチ五輪から半年近くが経ち、新たなシーズンを迎えるフィギュアスケート。これまで日本の黄金期を支えた、鈴木明子さん、安藤美姫さん、織田信成さんが昨シーズン限りで現役を退き、さらに浅田真央選手と髙橋大輔選手のWエースが休養を宣言。今シーズンは日本フィギュア界にとって新たな船出となります。
そんな中、4年後の韓国・平昌五輪に向け、次世代のジュニアスケーターたちの戦いもすでに始まっています。それが「ジュニアグラプリシリーズ」。浅田選手や羽生結弦選手らも通ってきた、トップスケーターへの登竜門となる大会です。そのジュニアグランプリシリーズが4年ぶりに日本で開催、しかもフィギュア王国愛知で初めて開かれます。「メ~テレ杯フィギュアスケートジュニアグランプリ愛知大会」に、地元愛知から期待のスケーターが出場します。
男子では、中京大中京高校2年の宇野昌磨選手。中学時代には小塚崇彦選手、羽生選手に続く全国中学校大会3連覇を達成。高校に上がってからも、1年生にしてインターハイ優勝。同世代で国内敵無しです。さらに、世界ジュニア選手権でも5位入賞と、世界の表彰台も見えてきました。そんな宇野選手の持ち味が「表現力」。「観ている人を感動させられるスケーターになりたい」と話す宇野選手が目標としているのが、髙橋大輔選手。世界トップクラスのステップや演技をお手本にし、日夜その表現力に磨きをかけてきました。さらに、今シーズンは新たな武器も手に入れました。それが、大技「4回転ジャンプ」。今の男子フィギュア界を制するには、4回転は必要不可欠な要素ですが、その大技をジュニアクラスの宇野選手はマスターしてしまいした。先月の国際大会では初挑戦でいきなりの成功。メ~テレ杯ではフリーで2回の4回転に挑戦する宇野選手。大技を成功させ、地元愛知でジュニアグランプリ初優勝を目指します。
女子では、中学2年の横井ゆは菜選手。鈴木明子さんと同じリンクで練習し、オリンピック選手の技術を間近で見て育ってきました。昨シーズンジュニアデビューし、全日本ジュニアにも出場。全国中学校大会では1年生にして4位に入賞するなど伸び盛りです。彼女は5種類の3回転ジャンプは勿論、3回転3回転の連続ジャンプも跳べ、練習ではトリプルアクセルにも挑戦しています。ジャンプ技術も高いものを持っていますが、彼女の一番の魅力が「魅せる」演技。昨シーズンから使用しているフリープログラムは、観ている人を楽しくさせる、不思議な魅力が詰まっています。さらに、憧れの鈴木明子さんの衣装を譲り受け、ジュニアグランプリデビューとなるメ~テレ杯でその姿をお披露目します。
将来日本を背負う期待のスケーター、さらに海外のトップクラスのジュニア選手が出場するメ~テレ杯ジュニアグランプリ。その模様を9月15日(月)朝9時55分から放送します。「ミライメダリスト」の華麗な演技に注目してください。

ディレクター:K

2014年03月18日[火]

「フィギュア王国」

ソチオリンピックが閉幕して1カ月。感動の余韻も冷めつつある時期ですが、皆さん何が一番印象に残っていますか?

フィギュアスケート浅田真央選手の演技を上げる方も多いと思います。ショートプログラムの失敗から一夜明けたフリーでのすばらしい演技。滑り終わった直後の涙。メダルには届きませんでしたが、多くの感動を与えてくれました。

浅田選手のほかにも女子では鈴木明子選手、村上佳菜子選手と愛知出身の代表3人が晴れの舞台で輝きを放ちました。

フィギュア王国・愛知から世界へ!
4年後の韓国・ピョンチャンオリンピックでも愛知から新たなヒロインが誕生するのでしょうか。その可能性を秘めた若いスケーターが集まり、先日、愛知県フィギュア選手権が行われました。その中で目を引いたのはジュニアの選手たち。ジュニアのカテゴリーで優勝を飾ったのは中学1年の横井ゆは菜選手。その若さで5種類の3回転ジャンプを跳ぶことができ、表現力もシニア選手に劣りません。4年後には17歳。ソチオリンピックで金メダルを獲得したロシアのソトニコワ選手と同じ年齢になります。

ほかにも有望な選手が数多く揃うフィギュア王国・愛知。一流の選手が身近で練習していて、刺激を受けていることが根底にあるのでしょう。

メ~テレではこの試合の模様を3月21日(金)深夜に放送します。
また今年9月にはジュニアのグランプリシリーズが愛知県で開催されることが決まりました。ここには世界各国から有望な若い選手が集まります。

これから活躍するであろうダイヤの原石のような選手の演技を見て、追いかけてみると次のオリンピックがより楽しめるかもしれませんよ。

副部長:T