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シンクロ

2009年05月12日[火]

グランパスACL予選突破とマヤサヤ

グランパスがAFCチャンピオンズリーグのグループステージをみごと1位通過しアジアのベスト16に勝ち上がった。次は6/24にアントラーズか韓国の水原ブルーウイングスとベスト8をかけて瑞穂で戦う。メ~テレで中継する予定だ。アジアNo.1になれば12月にアラブ首長国連邦で開かれるFIFAクラブワールドカップに出場できる。がんばれ名古屋グランパス!!

話は変わってこのまえ7月のローマ世界水泳に出場するシンクロの木村真野、紗野選手の壮行会があった。日本期待の双子アスリートだ。シンクロのアスリートを見て感じることは、彼女たちは「新しい人類、まさに水生の哺乳類」に進化する過程にあるのではないかということだ。水泳のアスリートもそうだが特にシンクロの選手は、人より速く走る、重いものを持ち上げる、上手く歌うなどという人類がもともと持っている能力とは別次元の世界でパフォーマンスしていると思うのだ。それは海に帰っていった多くの哺乳類の進化の道と似ている。(数千万年前にクジラが、数百万年前にアザラシが、そして数万年前にラッコが海に帰り適応し、水生哺乳類として進化した)何をアホなこと言っとるとお叱りを受けるかもしれないが、現にフランスのヴィルジニー・デデュー(2003、 2005世界水泳シンクロソロ金メダリスト)はノーズクリップを付けずにパフォーマンスできた。またフリーダイビングのジャック・マイヨールの脈拍は酸素消費を抑えるために深海では極端に少なくなっていた。そのうちにゴーグルなしでも水中で視力を維持できるスイマーやシンクロアスリートがきっと現れるに違いない。

ローマで人魚となれ!マヤサヤ!!

スポーツ部長:N

2008年11月24日[月]

日本代表とは・・・

アスリートと呼ばれる人は数多くいる。その中で『日本代表』となる選手はごく限られた人である。もし自分が幼い頃に戻れたなら、日本代表選手をめざすとしたならどの競技に挑戦してみたいですか?

番組を通じていろいろなアスリートと接するこの仕事。いろんな日本代表選手を取材する中、そこで毎回のように思うのが「類まれなセンス」「恵まれた肉体」そして何よりも「強靭な精神力」代表選手のほとんどにとてつもなく強い意思を感じるのです。競技を追及し、自分を追い込み、切磋琢磨しながら、人生のほとんどの時間を練習に費やす。ハンパものでは代表選手になることは決してないということです。自分にはとても無理な世界。

なんでそんなことを思ったか・・・最近シンクロナイズドスイミングを取材をする中で、代表選考の際『身長減点』というのがあるのを初めて知りました。(詳しくは11月29日OAスポケン!で)シンクロは当然手足が長ければ華麗に見える。近年、ロシア、中国、スペインといった強豪国の平均身長は 170cm以上。日本も代表の選考基準は身長165cm以下に対して減点をする方式を取っています。

そんな世界の流れの中で、今回新たに日本代表に選ばれたのが身長160cmに満たない木村真野選手(21)と紗野選手(21)小柄な双子姉妹。4歳からシンクロをはじめ、彼女たちはジュニアの代表、日本B代表へと順調に駆け上がってきました。しかし、彼女たちの前にはだかる身長の壁。同じ技術を持っていても身長が低いという理由ではじかれてしまう。

例えば、あなたがそんな立場だったら何を感じますか?納得いきますか?それでも頑張ることが出来ますか?

もちろん彼女たちは何度もシンクロをあきらめかけたそうです。でも、彼女たちは「背が低いからといって自分たちがあきらめたら、これからシンクロを始める子、背が低い子の未来がなくなってしまう」と頑張ることを決めたそうです。

そして今回2人は初のA代表に選出。強い気持ちをもって決してあきらめない・・・そんな想いで掴み取った代表の座だったのです。彼女たちが目指すは 2012年ロンドン五輪にデュエットで出場すること。私は陰ながら彼女たちを応援していこうと思います。

ディレクター:H