2010年04月16日[金]
「集中力の敵は寒風」
15日男子国内ツアーが三重・多度CCで開幕し注目は昨年の賞金王石川遼選手。
前週の米メジャー大会マスターズで無念の予選落ちをして気持ち新たに挑んだ。
昨年勝負どころでスーパーショットを連発しギャラリーを沸かせた石川選手、今年はどんなプレーを見せてくれるのか?遼君公認の「見守り隊」も予選初日から出動!
すっかりお馴染みとなった蛍光イエローの帽子に肩掛けポーチ(RYOと刺繍入り)のおば様集団が固唾をのんで脇をかためます。
ところが初日は手がかじかむほどの寒さと強風でプレーは超スローペース、
繊細なショットを放つプレイヤーには最悪なコンディション、ショット後にすぐ手袋を
はめるなど対処するも打っては待たされる悪循環に心も体も冷えてしまう。
さすがの遼君も集中力を保つのは難しく笑顔が消えた。
結果、寒すぎてショットの距離感がつかめず6オーバー88位タイと予選落ちの危機、最終ホールを終えて本当に寒そうにクラブハウスに戻ってきた石川選手が印象的だった。
ところが遼君は一息つくこともなくその足で練習場に向かった。
この姿勢が遼君の強さかもしれない。
明日からの巻き返しに期待した。
ディレクター:Y
2009年09月30日[水]
ゴルフ取材はヘトヘト30秒
また、今週男子のプロ・トーナメントが東海地区で行なわれる。 9月のゴルフ5レディースから4試合目。ここ3試合は女子トーナメントだったが、諸見里や横峯ら注目選手の出場で予選初日から大勢のギャラリーで賑わった。
ゴルフ取材は狙いの選手や上位選手を追っかけて取材するのですが1台のカメラで18ホール全部追っかけるのは無理なんですね。ティーショットを打ち終えた選手は、花道のフェアーウェーを移動しますが取材班は大勢のギャラリーをかき分けてラフを猛ダッシュ。それでもグリーンで待ち受けることは非常に困難なんです。コース沿いに移動できることはまれで、大半が崖を上って移動します。そこで我々取材班は事前にコースレイアウトを見て、バーディを取りそうなパー5のロングホールや距離の短いパー4を選択して先回りして選手をグリーンで待ち受けます。 18ホール、せいぜい半分の9ホール回れればOK、そのホールで狙いの選手が3、4つバーディを奪えば「好調」と言えるでしょう。ただゴルフは必ずしも好調とはいかず、当然不調な時もあるので不調も撮影しなければいけません。ショットなのかパットなのかを何がダメなのかを見極めながら選手を追います。特にティーショットを林に打ち込んだり、池ポチャなどのトラブルは是非ものです。
こうして一日中、ゴルフ場を走りまわりヘトヘトになって帰ってくると「ニュースは30秒」と聞かされどっと疲れがでる。こんな日が男子は4日間、女子は3日間続く。それでも石川遼選手のドライバーショットやグリーンエッジから直接カップにねじ込むチップインを間近で見るとなんだか良い気分になる。今週は石川のアプローチを勉強しに三好へ行きます。
ディレクター:Y
2009年06月23日[火]
ゴルフブーム到来
今、スポーツ部員の中でゴルフに熱くなっている。
メタボや健康診断再検査と運動不足の我々にとってはとても良いことだ。
これまでスポーツ部員はフットサルや草野球と定期的に活動してきたが、どれも自然消滅、長続きしなかった。しかし今回のゴルフは本物かもしれない…
先日もスポーツ部で2組出掛け、芝刈りをしてきました。男子プロトーナメントの取材で学んだ、石川遼選手のバンカーショット!矢野東選手の豪快なドライバー等イメージトレーニングは完ぺきだった。
ところがコースにでると上手くいくはずもなく、ラフからラフへ渡り歩き、見事に手入れされたフェアーウェイを歩くことはなくスコアーは散々だった。それでも楽しかった。
なんだろう?この気持ち‥「上手くなりたい」「100を切りたい」
こうした向上心が次につながり、またプレイしたいと思うのかもしれない。
翌日「また行きたいね」「練習へ行こう」という話になった。
私のゴルフ歴は長いがたいしたことはない。練習嫌いでとにかくコース、ゴルフはクラブと有名選手愛用のメジャーブランドを買いあさり、形、格好から入っているが現状だが今更改めるつもりもない。若いスタッフに抜かれるのは時間の問題となった。
ディレクター:Y
2009年06月02日[火]
ついにハマってしまいました。
ついにハマってしまいました。
何かって?
そう、大人の趣味、ゴルフです。
メッチャ面白いです。
始めたのは8年ぐらい前なんですが、練習に3回ぐらい行って終わりました。
その6年後、仕事関係のコンペに出場してしまいました。
全く練習もせずに出たんですが、スコアは119!!!(パー2個)
自慢じゃないですが天才かと思いました。
しかし・・・・調子に乗って次も行ったら126、その次は131・・・
やればやるほど下手になっていきます。
調子に乗ってすいません。かなりの凡人です。
そこからハマってしまいました。
ただ、ハマってしまいましたがスコアは全く伸びません。
プロが普通に球を打っていることがどれだけすごいことなのかをようやく分かりました。
あるアスリートの言葉を思い出しました。
「普通にやっているように見えるけどそれは普通にできないんです」
アスリートたちは毎日同じような練習をしていますが、その練習を積み重ねることによって普通のパフォーマンスができているんですね。
その先に到達するには想像を絶するようなトレーニングをしています。
アスリートたちは毎日そういうことと戦っていることを改めて実感しました。
ディレクター:M
2007年07月10日[火]
ゴルフ・石川 遼
名古屋市内で行われた日本アマチュアゴルフ選手権の取材をした。
例年であれば注目が集まる大会ではないが、高校一年生・15 歳、石川 遼の参戦で俄然ヒートアップする、はずだった…石川の初日は8位、ところが2日目に+5を叩き予選落ちとなってしまったのだ。プロツアーで最年少優勝を果たした石川だが、去年の日本アマは91位で予選落ち、今回の結果にも筆者はさほど驚きはしなかった。
女子の人気に比べ、今ひとつの男子。スター誕生を待つ男子ゴルフ界には石川の出現はうれしいことだし、ゴルフ好きの私も微笑ましく思う。他方、メディアの過熱な取材合戦も危惧する。報道することはもちろん大切だが、まだ15歳。何もバリアを持っていないのだ。予選落ちが決まった後の共同会見、予定より1時間遅れで会見が始まった。気持ちを落ち着かせるための辛い一時間だったと思う。そんな中、場内に現れた石川は「すみません。お待たせしました。」小声だったがはっきりと聞こえた。何かきっかけがあれば泣き出してしまいそうな気持ちをぐっと抑えて会見を続けていた。
前日の会見で「笑顔をたくさん出すことが出来れば皆さんに喜んでいただけますから」と、石川。それを聞いてあることを思い出した。ミキティスマイルといわれた安藤美姫。不調の中にいた彼女はそれでも周りに笑顔を見せていた。「あの時は、つくり笑顔をしていました。それがプレッシャーでした‥」と、あとに語ったことがある。
石川にプレッシャーを与えたかどうか分からないが(与えているだろう…)
だからスポーツ取材は難しい。
ディレクター:K