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オリンピック

2012年08月16日[木]

『生きる伝説』

4年に一度の祭典、ロンドン五輪が閉幕。
2週間に及ぶ激戦が幕を閉じた。

日本は過去最多38個のメダルを獲得。
若年層の選手の出場が多い中、大健闘だったと思う。
4年後のリオでは、新星が現れるのか?連覇などの記録が更新されるのか?
今から楽しみでならない。

そんな中、『オリンピック』でやはり注目を集めるのがウサイン・ボルト選手。
今や、『生きる伝説』とまで言われている。
かつては、陸上短距離といえば、カール・ルイスというイメージで
カール・ルイスを超える選手なんているのかな??と思っていたが、超人は現れるものだ。

ボルトの記事で面白いコラムを見つけた。
「ボルトの9秒58は、予想より40年早い記録」
専門家が、これまでの世界記録の更新ペースを元に推計したところ、9秒65~9秒50のタイムは、2050年ごろ出るはずだった。
それをボルトは、40年も早く更新してしまったのだ。
そして、もう一つ驚いたのは、ボルトは100mをわずか41歩で走りぬく。
身長が196cmだからとは言え、この歩数には驚いた。

さらに、専門家の分析だと、近いうちに
9秒2~3が出るのではないかと言われている。

『生きる伝説』ウサイン・ボルト
彼はどこまで速くなるのか?人間が100mを8秒台で走る日は来るのか?
4年後さらに成長した超人、ウサイン・ボルトの活躍が楽しみでしょうがない!

ディレクター:U

2010年02月03日[水]

フィギュア王国愛知から夢舞台へ

バンクーバー五輪があと数日で始まります
私の担当競技であるフィギュアスケートでは
鈴木明子選手、浅田真央選手、安藤美姫選手、小塚崇彦選手ら
愛知勢4人が夢舞台でメダルを目指し戦います

フィギュアスケートは華やかさが印象的なスポーツですが
選手たちはより高い点数を得るため日々壮絶かつ地味な練習をしています
それはまさに自分との戦い・・・
本番で見せる数分間の演技はこれまで何年間も積み重ねてきた努力の結晶
その努力の成果を本番で100%発揮できるかどうか
いろんな重圧を背負うだけに十分な心と身体を作り上げ本番に挑む愛知勢4選手たち
彼らをオリンピックが終わってもずっと応援していきたいと思います

ところで

スポケン!ではオリンピックのフィギュアスケート競技が終わった翌日の
2月27日(土)深夜
愛知県フィギュアスケート選手権を1時間拡大スペシャルで放送する予定です
この大会は村上佳菜子選手(15歳)や宇野昌磨選手(12歳)など
2014年ソチ五輪、さらに先の夢舞台を目指す次世代の新星たちが続々登場します
バンクーバーで愛知勢の大活躍を見た翌日には
「未来のオリンピック選手たち」が地元愛知の頂点を目指す熱い戦いをぜひご覧ください
メ~テレではキス&クライ(競技後に選手たちが自分の得点を見る場所)を
会場内に設営し大会を盛り上げます



大会は2月19日(木)~21日(日)まで日本ガイシアリーナで開催されます
皆さんぜひ会場で選手たちに温かい声援を贈ってください

ディレクター:K

2010年01月26日[火]

大舞台を前に…

いつの間にか1月も終わりに近づき、つい最近までお正月気分だったのが嘘のよう。
スポーツ部では2月のイベントが山ほどある。
ドラゴンズの沖縄キャンプ、グランパスの鹿児島キャンプ、FC岐阜の宮崎キャンプ、フィギュアスケート愛知県選手権、プレシーズンマッチなどなど。
2月のスポーツ部は部内がスッカラカンになる程大忙しなのだ。

でも、今年は忘れちゃいけないイベントがもう一つある。それは、『バンクーバーオリンピック』
東海3県からも沢山の選手が日本の代表としてオリンピックに出場する。フィギュアに至っては、殆どが愛知県出身の選手である。

先日、その中の一人である鈴木明子選手の取材に行った。
リンクではいかにもキツそうな練習が行われ、何度も何度も丁寧に調整をしているようだった。
練習時間が終わり、会見が始まった。

質問はお決まりの…「オリンピックでの目標は?」
だいたいの選手は、「メダルを獲ってきます」「悔いのないように頑張ります」という答えが殆ど。
私ももし、その場に立つことがあったなら同じような事を言うと思う。

しかし、鈴木選手は違った。
「観ている人が1人でも幸せになれるようなスケートをしたい。沢山の人にエネルギーを与えられたら…」これは、余裕というのか?ゆとり?どの言葉が適切なのか分からないが、初めてのオリンピックという超大舞台を前に、このような事が言えるなんて本当に凄いと思った。
私なら、オリンピックという空気に呑まれて、必要以上に意気込んでしまうだろう。
やはり、今までの努力とグランプリシリーズでの経験など沢山の事が彼女をここまで大きくしたのだと思う。彼女はきっと素晴らしい演技を見せてくれると信じている。

『世界中の人が幸せになれるようなスケートを…』
バンクーバーの会場が沸く瞬間が楽しみだ。

ディレクター:U

2009年06月09日[火]

職人・長谷川

先日、岐阜県高山市に行ってきました。目的はスキークロス・長谷川勝彦選手の取材。

長谷川選手はスキークロスという新種目の選手として活躍する、岐阜県高山市出身の若きホープ。世界を転戦し、日々腕を磨いています。
しかし、スキーは冬のスポーツ。夏場はトレーニングに励んでいるそうです。

以前、番組に出演して頂いた際に遠征費の話がありましたが、実はスキー連盟などからは海外遠征の費用は全く支給されていないんです。つまり、全額自腹。冬のシーズンだけでも莫大な遠征費がかかります。
その為、長谷川選手はオフの間はトレーニングをする傍ら、遠征費を稼ぐためにバイトをしているんです。これは地域密着型アスリート応援番組「スポケン!」としては取材しなければということで、さっそく仕事現場へ…。
するとそこには、スキーウエアではなく、ニッカポッカに身を包んだ長谷川選手、いや、長谷川職人が…。
やっている仕事は塗装工。いつもシーズンオフはここで仕事をしているという長谷川選手。黙々と壁を塗っていました。
仕事風景をひとしきり撮影した後、長谷川選手が働いている会社の社長にインタビュー。そこで、思わぬ本音が聞けました。社長は、「実は長谷川君にはスキークロスを辞めて、ウチの会社に入ってもらいたい」と。。。なぜ???
なんでも長谷川選手は、プロの職人さん顔負けの腕前の持ち主なんだそうです。だから、是非ウチの会社に就職して欲しいと(笑)
スキークロスでも日本トップレベルで活躍している長谷川選手。塗装工の腕前もピカイチなんだそうです。まさに職人・長谷川。。。

こんな、普段見られないアスリートの姿もおりまぜながら、2010年バンクーバーオリンピックを目指す長谷川選手の特集を、秋~冬にはスポケンで放送する予定ですので、皆さんお楽しみに!!
今後も長谷川選手の活躍から目が離せません!!

ディレクター:M

2008年11月06日[木]

女子大小路の酒場にて

全日本大学駅伝は、駒澤大学が3連覇を果たし、早稲田の大健闘もあり大いに盛り上がって無事終了した。今年は40回の記念大会ということで事前企画など力を入れたせいもあって、視聴率的にも合格点を取りほっとしていると同時に、もっともっと盛り上げていかなくてはならないと決意を新たにしている今日この頃である。
駅伝が終わったその夜(11/2)テレ朝のスタッフととあるバーで一杯やっていたときの話題。オリンピックの話になり、将来新しく採用されるかもしれない新競技を酔った勢いで大胆予想した。

その1:陸上100M走と、競泳100M自由形の混成競技 

水陸両用の最強アスリートの闘い。長距離ではトライアスロンがあるが、短距離では水陸両用の競技はない。走っても泳いでも速いやつを決める。

その2:競泳の障害物

プールの底付近にバー(ハードル)を数本設置し、スイマーはそのバーの下をくぐり、水面まで浮上して息継ぎをしてまた潜る、を繰り返す。いつもは水面を使っている水泳競技(2次元)を、水中まで使った3次元の水泳新競技。

その3:投擲の正確性を競う競技

オリンピックの競技を大きく分けると「より速く、より高く、より遠く、より強く、より美しく」というジャンルに分類される。「より正確に」という種目は射撃やアーチェリーといった道具を使った競技に限られている。野球のコントロールを競うように、ハンマー投げや砲丸投げにもホールインワンがあってもいい。

以上、酒場での与太話でした。

スポーツ部長:N

2008年09月02日[火]

北京五輪

何かと話題を振りまいた北京五輪が8月25日で終わりました。あの熱気からもう1週間以上も経過したんですね。

今回の北京五輪ですが、僕自身も現場で取材しに行きました。個人的には始めての五輪取材だったんですが、世界各国のメディアが集まる4年に一度のスポーツの祭典だけあって、いろんな意味で驚いた大会となりました。

(1)日本の常識は非常識?

日本メディアは各国の中でもきわめて勤勉なんですね。取材活動はかなり制限されている中、日本メディアだけは可能な範囲の撮影を全てしようという努力をしていました。たとえばアスリートの会場入り、会場を出る様子などは日本メディアしか撮影していません。さらに、選手が試合をした後に取材が出来る「ミックスゾーン」では壮絶な場所取り合戦が繰り広げられていました。というのも日本メディアは試合開始の3時間前から脚立などを置いて場所取りをしているのですが、試合開始直前に来た外国メディアが勝手にその脚立をどけて、そこに三脚を立てたりするのです。文句を言うと「俺が今ここにいるんだ」という意味の分からないことを言われる始末です。日本の常識は世界基準ではないことを痛感しました。

(2)各国の取材姿勢

色々びっくりすることは多々あったんですが、各国の取材姿勢の違いにもびっくりです。中東系のメディアは非常にアグレッシブな姿勢でした。その国の選手が出てくるとテレビとラジオのリポーター達(5~6人程度)が携帯電話で実況しているではありませんか。ミックスゾーンにその国の言葉が響き渡る様はなんともいえず異様な感じです。そして当該国の選手がミックスゾーンに現れたときが最大の山場。各局のリポーターが自らの携帯電話を片手に壮絶な質問合戦を繰り広げます。どのリポーターの質問が採用されたのか分かりませんが、選手が答え始めると全員が携帯電話を選手の口元へ。おかげで、カメラで撮影すると口元が全く見えない状態になります。そして次の質問、また次となっていくんですが、もしかしたらどこかの局の視聴者はずっと質問とは的外れな答えばかり聞かされているかもしれません。これほど殺気立った現場は初めて見ました。

それでも何にせよ、多いに盛り上がった北京五輪。次のロンドンでも日本人アスリートたちの活躍に期待しています。

ディレクター:M

2008年08月12日[火]

北京五輪の楽しみ方?

北京オリンピックがついに開幕!
選手それぞれがさまざまな想いで挑むオリンピック、4年に一度のビッグイベントをスポーツ担当としては見逃すわけにはいきません。

競泳の北島康介選手、ハンマー投げの室伏広治選手、マラソン野口みずき選手、レスリング吉田沙保里選手などメダルを期待されている選手はもちろん、スタジオ出演していただいた地元出身の選手には特に頑張ってもらいたいと思っています。

自転車競技の和田見選手は日本では無敵を誇る強さ!世界でどれだけ通用するのか?
男子体操が脚光を浴びる中、体操女子は3大会ぶりオリンピック出場。段違い平行棒のスペシャリスト黒田真由選手は大舞台でどれだけの得点を出すことができるのか?
ソフトボールではメンバー15人のうち地元選手が江本、狩野、染谷、伊藤の4選手もいるんです。
またトライアスロン山本良介選手は今年行われたアジア選手権の優勝者!金メダル候補でもあるんです。まだまだ他にも地元からたくさんのアスリートが北京で戦っています。

地元選手が気になる方は今すぐ『スポケン!』ホームページをチェック!
選手のデータや北京へかける想いなど少しでも情報を入れて観戦すると、いつもよりオリンピックを楽しめると思います。

そして、もう一つの熱い戦いを忘れてはいけません。夏の高校野球!
こちらも選手たちにとっては高校3年間の集大成!甲子園で繰り広げられる筋書きのないドラマは我々に感動を与えてくれます。
しかし、問題が・・・今回のオリンピックは中国・北京ということもあって時差が1時間、お昼に競技をやってるため、高校野球とモロかぶり!どちらも観たい!大忙しの夏です。

ディレクター:H

2008年06月10日[火]

画竜点睛

「メヂカラ」ってのを、最近改めて感ぜずにはいられない。

もちろん、メイクとかそういうことではなく、動体視力というわけでもなく。
いうならば、「目は口ほどに物を言う」っていう類の、それ。

アスリートを取材して、過去の映像を見返したり、そして現在の映像を見たり、インタヴューの映像を見返したり。
すると、同じアスリートのはずが、大きく違う印象を持つ。顔が、表情が明らかに違うのだ。突き詰めれば、目に宿した光というか、それが何か違う。

もちろんアスリートに限らず、人には目に宿した光があるとは思う。
が、やはり極限の世界に身をおくアスリートはその光の反射、屈折が一般の人よりも明確だったり、複雑だったり、大きかったり、そんなことがあったりするような気がする。

かつて、ある写真に強い衝撃を受けた。
それは、冬季・長野五輪スキージャンプ競技の船木和喜選手の飛行姿勢を捉えた一枚だった。船木選手特有の美しい飛行姿勢を、鮮やかな青空を背景に切り取った一枚。
衝撃は、その写真がゴーグルの奥の船木選手の目をしっかり捉えていたところだった。
空中で、落下するように飛ぶというジャンプ競技。
彼の目は、静かに、けれどもしっかりとまっすぐ前を見据えていた。
迷いの無い目、澄んだ目というのがあるとしたら、それがまさにその目だった。

画竜点睛―。

船木選手は、金メダルを手にした。

ディレクター:A