放送内容

2018年12月07日放送

中日ドラゴンズ・松坂大輔投手1時間SP

カテゴリー:野球

11月某日、東京都内ホテル。
今シーズン中日にテスト入団し日本球界で12年ぶりの勝利をマークするなど6勝を挙げた松坂大輔投手と我らがSpoken!所長・伊集院光とのスペシャルロング対談が実現、激動の2018年を振り返った。


<今シーズン初登板初先発 4月5日vs巨人(ナゴヤドーム)>
オープン戦3試合に登板し、開幕前に行われたチームの決起集会。
森前監督に呼ばれた松坂は「どうする?」と声をかけられたそう。
複数のカードに登板する選択肢があった中で松坂は
「僕は行けるので、ジャイアンツ戦でいかせて下さい」と直訴し森前監督は了承。
「じゃあ任せた」と言われ、そこで初登板が決まった。
日本球界4209日ぶりの先発をした4月5日を迎えるまで、松坂は「ケガをしてきた不安より、楽しみで仕方なかった」と言う。
結果は惜しくも5回96球8安打3失点で勝利とはならなかった。


<今シーズン初勝利 4月30日vs横浜DeNA(ナゴヤドーム)>
登板3試合目となったゲームで06年以来の日本での勝利を掴む。
「そのうち勝てるだろうと思う気持ち、早く一つ勝ちたいという気持ち。
両方あった中での登板だったが、勝ってあんなにホッとしたのはこれまでの野球人生で初めてのことだったのではないかな」と松坂は言う。
このゲームの中でのハイライトは3点リードの5回、2アウト満塁で打席にDeNA宮﨑を迎えた場面。
結果はストレートの押し出しだったが、伊集院所長の興味はこの勝負にこそあった。
「それまでの2打席でいい感じに打たれていた。打たれて大量失点するなら歩かせてもいい、開き直ったというか、ボール気味の球を投げて振ってこないなら次のバッターで勝負しようと決めた」と話した松坂。
直後の打者を1球で内野ゴロに打ち取り、この日最大のピンチを切り抜けた。


<今シーズン最も投じた球種はカットボール>
11試合に登板した松坂の全投球数は1035球あるが、球種割合はいかの通り(メ~テレ調べ)
1. カットボール 35.4%
2. ストレート 23%
3. スライダー 15.3%
4. シュート/ツーシーム 8.7%
5. カーブ 7.6%
6. チェンジアップ 5.5%
7. フォーク/スプリット 4.5%
伊集院所長の興味は何故カットボールが一番多かったのか?という点。
松坂は「今シーズンの早い段階で今年の勝負球になる球はカットボールになるなとすでに決めていた」との事。
それだけ安定していると自分で感じていたようだが、カットボールについては8年間プレーをしたメジャーリーグで覚えたのだという。
今は力で抑えるのではなく、色々な武器を揃えた上で相手と対峙していくのが男の真骨頂である。


<ピンチに強い松坂 満塁時の対戦被打率は脅威の.000>
状況別の被打率の内訳(メ~テレ調べ)はというと…
1. ランナーなし .250(112打数28安打)
2. 得点圏.169(71打数12安打)
3. 満塁 .000(12打数0安打)
今シーズン満塁のピンチを12打数ノーヒットに抑えた松坂。
脅威的な強さに伊集院所長が切り込むと「僕はピンチをピンチと思って投げていない。
むしろランナーがいた方が、野手も守りやすいんだろうなって思う」とサラリ。
制球難による無駄な四球、勝負所での失点に苦しんだ中日投手陣に是非見習ってほしい言葉であった。


今シーズン6勝4敗で日米通算170勝とした松坂大輔。
日本球界復帰後ソフトバンクでは3年間、常に右肩のケガとの戦いがあった。
それを乗り越え、目標とする通算200勝へ少しづつ、また前進し始めた。
「復活って言われるんですけど、僕の感覚ではそれはまだなくて。首脳陣に今年は気を遣ってもらいながら投げましたけど、来年はローテーションに入って投げられるように準備していきたい」
さらに今年数多く引退した「松坂世代」の代表として一言、
「松坂世代と言われる中で僕が一番最後とは思っている。最後の砦でありたい」と力強く語り、1時間の対談は終了した。