放送内容

2018年10月05日放送

皇學館大学駅伝競走部 ~川瀬翔矢 エースへの道~

カテゴリー:陸上

三重県伊勢市にある皇學館大学。
6代目館長の武田千代三郎は、「駅伝」の名付け親。
さらにはキャンパスがコース沿いにあるなど全日本大学駅伝とは深い繋がりがあるが、これまで一度も出場したことはなかった。

近くて遠かった伊勢路。
去年、創部10年目にして全日本に初めて出場すると…。
8人が力を合わせ、初出場ながら、いきなりゴールまでタスキを繋ぎ切った。
東海地区の大学でゴール伊勢神宮までタスキを繋ぎ切ったのは、実に15年ぶりの出来事だった。

その原動力となったのが、2年生の川瀬翔矢。
1年生ながら、エース級が集う1区を託されると…。
関東の強豪校に食らいつき、区間9位の快走。チームに勢いをもたらした。

そんな川瀬、実は高校時代に関東の大学から誘いがあったものの、地元の皇學館への進学を決めた。 
「自分が一番強くなれる環境を選んでいるので。地方でもやれるんだという所を見せられればいいなと思います」

部員23人と少数の皇學館は日比監督が選手1人1人と話をして、練習計画や年間目標を立てる。自分のためだけに作られた練習メニューのおかげで、川瀬は大きな成長を遂げた。
自己ベストは、チームでダントツの数字を誇る。
青山学院や東海など関東のトップ選手たちと比較しても、遜色のないタイムである。

エースとして大きな期待がかかる今シーズン、迎えた6月の東海地区選考会。
全日本への出場権を懸けた大一番だったが、痛恨のブレーキ。
出場権は獲得したものの、レース後、不甲斐なさのあまり陸上人生で初めて涙を流した。

「今の課題はちゃんと自分の弱さを認めて。そこに向き合っていく。
エースにならないといけないと思っているので。自他共に認めるエースになれるように」

己の弱さを打ち破った先に、エースへの道が開かれる。
夏には志願して、実業団の名門・ホンダの合宿に単身武者修行。
マラソン日本記録保持者・設楽悠太ら日本トップレベルの実力を肌で感じ、大きな刺激を受けた。

去年の活躍は、まだ序章にすぎない。
真価を問われる2度目の伊勢路に挑む。

「全日本では昨年以上を目標に。関東の大学を1つでも2つでも多く喰って。みんなの想いを背負って、絶対繋ぐんだという想いで走る」