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無党派的考察日記巷の話題を徒然なるままに書き記す、『四十路』視点のボクノート!

贈る言葉

2016/10/05

「ラストニュース」を終え、仲間たちと

「ラストニュース」を終え、仲間たちと

大和撫子という言葉は、小原佳代子さんを表す最も適切な言葉であろう。
容姿端麗、清楚にて凛とし、知性と気品を有し、しなやかでありながら芯の強さも併せ持つ。
非の打ち所なしとは、まさにこの事を言うのだろうと、小原さんが2008年に入局した時からずっと感じていた。
その小原佳代子さんが先日、卒業した。
これ迄、小原さんの佇いから己の至らなさを正してきた自分自身、人としての指針を失った思いだ。

守破離という言葉がある。武道などでの修行、成長過程を示すものだ。
「守」は、師の教え、型や技を忠実に守り、確実に身につける段階。
「破」は、その型を自分と照らし合わせて研究したり、良いものを取り入れたりして、心技を発展させる段階。
「離」は、師や既存の流派から離れ、独自で新しいものを生み出し、自身を確立させる段階。
天の啓示というものがあるとしたら、私自身、「離」の入口に立っているのであろう。

さて、撫子である。万葉集にこのような首があった。
「射目立てゝ跡見の岳邊のなでしこの花 総手折りわれは行きなむ奈良人のため」
その首の意は、「跡見の岡のあたりに咲いている撫子の花よ。その花をたくさん手折って私は持って行こう。奈良の家で待っている人のために」である。
では、私も人としての指針たる撫子の記憶を手に、「離」の道を歩いていくとしよう。
将来の私、家族、そしてこれからの人生で出会うであろう方々の為に。

 

(*小原佳代子アナウンサーは2016年9月末日をもってメーテレを卒業致しました。視聴者の皆様方から温かいご声援、ご支援を頂いたことを心より感謝致します。誠に有難うございました。)