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話題の映画の監督・出演者をメ~テレアナウンサーが直撃。見所や撮影現場での裏話を大公開しちゃいます!

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大嫌いになるかもしれない・・・でもそれは賛辞だ!

2012/11/01
担当: 神取 恭子

映画「終の信託」。
役所広司さん、草刈民代さん、周防正行監督が16年ぶりにタッグを組んで話題になっています。
キャンペーンで、周防監督と草刈さん、ご夫婦揃って名古屋に来てくれました。

インタビューが始まる前、草刈さんが私を見て、「あ!」と驚かれた様子。
(草刈さんにお会いするのは初めてなのですが…)
「この前の東京国際映画祭の時に、役所さんが、『キャンペーンに行くと先生の格好をした人がいるよ。』っておっしゃっていたんです!」
なんと、嬉しいお話!
確かに役所さんには、過去3回、女教師でインタビューさせてもらっていますが、まさか覚えていてくださったとは!
「わが母の記」のインタビューの時につづいての感激の出来事でした!

インタビューはお二人の円満な様子が伺えるお話を和やかに聞くことができましたが、映画の内容はかなり重厚感があります。
タイトルの「終の信託」とは、「命の終わりを信じるものに託すこと」。
重度の喘息を患い入退院を繰り返している江木(役所さん)は、主治医の綾乃(草刈さん)に、「信頼できるのは先生だけだ。最期のときは早く楽にしてほしい」と懇願する。
江木と綾乃が、なぜそこまで深い絆で結ばれるようになったのかがとても丁寧に描かれていて、グッと胸に熱いものがこみ上げます。
そこから一転、45分間にも及ぶ検察庁でのシーン。
検察官・塚原(大沢たかおさん)が殺人罪で綾乃を厳しく追求します。
このシーンの撮影を乗り切るために、草刈さんは3日間撮影所の近くのホテルに泊まり集中力を高めたそう。
見ている方のエネルギーも消耗させるこのシーンは見事です!
監督も草刈さんも「本当に気を使われる方」と評する(私もお会いして素敵な方だと十分知っている)大沢さんのことを大嫌いになります。
あと、綾乃の恋人役の浅野忠信さんのことも大嫌いになります。
そういう役だからこそ、この二人にお願いしたと周防監督はおっしゃっていました。

映画「終の信託」は10月27日(土)から公開しています。
原作の冒頭「女はその建物を見上げた」という一行を読んで、映画への予感があったという周防監督。
あなたはこの周防監督流のラブストーリーとどのように受け止めるでしょうか?

ちなみに、検察庁として登場する建物の外観、待合室、廊下などは名古屋市庁舎で撮影されていますよ!


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