名古屋テレビ

  番 組 審 議 会 だ よ り 

 
このページは「放送法」および「放送法施行規則」に基づき 名古屋テレビ放送の番組審議会の議事の概要をお知らせする ページです。
名古屋テレビ放送の番組審議会委員は12名で、会議は毎月1回、年間10回(8月と12月は休会)開催されます。放 送番組の内容をはじめ、放送に関する全般的な問題についてご意見を伺い、番組制作の参考にさせていただいております。

名古屋テレビ放送では、番組審議会でのご意見を、毎月第1土曜日の午前6時45分から放送する「オンブズ11」の中でもご紹介していますのでどうぞご覧ください。
 
平成13年度放送番組審議会委員(敬称略)~12名~
委  員  長 加 藤 幸兵衛 (陶芸家)
副 委 員 長 磯 部   克 (日本ガイシ副社長)
委      員     (名大名誉教授)
関 谷 崇 夫 (名鉄副会長)
石 塚 正 孝 (JR東海専務)
木 全 純 治 (シネマスコーレ支配人)
小川クリスティーン (金城学院大学客員助教授)
赤 塚 行 雄 (社会評論家)
伊豫田 静 弘 (知立市文化会館長)
足 立 邦 彦 (エヌ・ティ・ティ・ドコモ東海社長)
高 田 弘 子 (都市調査室代表)
  ハンス ユーゲン・マルクス 南山大学長)




  第427回
名古屋テレビ放送番組審議会
 
開  催  日 平成13年9月19日(水)
出 席 委 員 副 委 員 長 磯 部   克
  委     員 塩  澤 君  夫
  足  立 邦  彦
  石  塚 正  孝
  木  全  純  治
  小  川  クリスティーン
  関 谷 崇 夫
  赤  塚 行  雄
伊豫田 静  
     
   
 
~以上10名~






 議題  局側の事業報告
  名古屋テレビ特集「妖精の最終章・ストイコビッチの20年」について
  放送番組全般について
  デジタルテレビ塔について
  事務局からの報告その他




議 事 の 概 要
◇ 事業報告(桑島社長)
   
  同時多発テロに関して
  10月改編について
  40周年キャンペーンについて
  PROGRESS賞について
  新社屋起工式について
 
以上について報告した。
 
 




名古屋テレビ特集
「妖精の最終章・ストイコビッチの20年」合評

(2001年9月1日(土)午後2時30分~3時25分放送)
この作品は名古屋グランパスのストイコビッチ選手に密着取材し、その人間性に迫ったドキュメンタリーです。
主な意見はつぎのとおりです。
スポーツに詳しくない者にも大変面白く見られる作品で感心した。ピクシーが最後の試合終了後、グランドに接吻したシーンは圧巻だった。ただのスポーツ選手というだけでなく、家族や地元名古屋も巧く取り込んでいる。
構成も良く最後まで息もつかず見れた。試合の膨大な資料映像からストイコビッチの様々な思いに迫るシーンをよく抽出している。ただナビゲーターとして出演している作家の役割が感じられない。ナビゲーターが喋らなくてもファンのインタビューなどで十分真意は伝わった。
プロ選手として勝負にこだわる姿勢が良く分かった。人間は極限の状況になると真価がわかるが、ストイコビッチの活躍をみるとそのとおりだと思う。
作り物のドラマなどではなく、現実の人間ドラマとして深いものを感じ、大変感動した。また、セルビア人の精神的葛藤が良く伝わって来たし、人間にとって愛情と連帯感がどれほど大切か考えさせられた。翻訳の字幕が小さくて見にくかったのが残念だった。
政治的な視点や人柄を描くと言う視点では、きわめて不十分だと思うが、あくまでストイコビッチのプレーを中心に据えており、この構成が良かった、成功したのだと思う。いい番組だったし、芸術的とも言えるプレーを十分楽しむことが出来た。
国際試合からShutOutされた陰の部分や、セルビア人としての思い・ユーゴへの愛なども、もっと出しても良いのではないか。
ドキュメンタリーの秀作と言ってもいい作品だ。その背景には担当ディレクターの熱い思いがあったのだろう。また、ストイコビッチが何故ピクシー(妖精)なのかと言う主題が最後までぶれなかった。期待をもたせるナレーションがあり、次の場面が期待を裏切らないシーンに展開していた。
 
 
 
 
以上のような意見が出されました。




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