倉橋 友和

PROFILE

絶対、現場主義。

下町出身の「必須科目」

近くには旅立つ寅さんを見送る妹・さくらの像も。


令和に元号が変わった今年も、気がつけば師走ですね。
思い返せば正月、帰省した際に訪れた、故郷の東京・葛飾。
柴又駅前では、寅さんの銅像が迎えてくれました。


御前様と源公が、今にも出てきそうな帝釈天。


このたび、映画「男はつらいよ」の50周年を記念して、「男はつらいよ お帰り 寅さん」が公開されます(27日~)。
そんなタイミングも重なり、故郷・葛飾の名前を全国に広めてくれた寅さんへの敬意(!?)を込めて、私まさに今、過去の全49作品を、片っ端から鑑賞している真っ最中です。


近所の祭りが楽しみでした(放送した映像より)。


粋な啖呵売(たんかばい)で、津々浦々を旅する兄を陰で支える、しっかり者の妹・さくら。
フーテンの甥っ子がいつも心配な、おいちゃんとおばちゃん…

いずれの作品も、寅さんを取り巻く人たちの距離感がとても近く、昭和の時代、私も生まれ育った下町にはたしかに存在した「おせっかい」で、あたたかく懐かしい空気を感じることができます。

下町出身者としては、まさに「必須科目」とも言える作品。
新作の公開が、今から楽しみで仕方ありません。