星 恭博

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無党派的考察日記

訓練は実戦を想定してのモノでした!

本日の教養訓練でのメインイベントは、この『実戦型放水訓練』です。
最後にコレを参加者全員でやります。


先日、名古屋市消防学校で実施された教養訓練に、団を代表して参加してきました。
その訓練は、まさに実戦を想定してのモノ、でした。


座学です。住宅街の角地で火災が起きた時にどのような消火戦術を取れば良いのか・・。
風向や風力も考慮して対応する必要が有るのです。


座学から始まった教養訓練でしたが、住宅地で発生したあらゆるパターンでの火災を、どのような消火戦術を使って鎮火まで持っていくのか・・という、消防士が実際に学ぶ理論のレクチャーなど、その内容の濃さに圧倒されます。
我々消防団に課された責務と、消防団に対する消防局側の期待の大きさに、改めて身の引き締まる思いがしました。


消防学校内の鉄筋コンクリート建造物を火災建物に見立てて、4方向からの放水を同時に行います。
指揮官からの無線指示も飛び交い、現場の雰囲気は本当に『実戦』です。


東日本大震災級の大規模災害時は、同時多発的に火災が発生し、消防局が対応できない部分を、消防団がカバーしなければなりません。
つい先日、瑞穂区内で発生した火災出動の際は、消防士と同様に消防団員も筒先を構えて放水対応をする様子が、現場映像としてニュースでも流れていました。


ローテーションで役割を変えて、時間の許す限り何度も放水訓練を行います。
体に動きを覚えさせなければ、訓練の意味が有りません。


我々名古屋市内の消防団員も『常在戦場』の心構えで、出動要請の任と向き合うことを余儀なくされる時代が到来したことを、肌で感じます。
来たる出動要請に応えられるだけのスキルと意思を持たなければならず、名古屋市内の消防団は、今まさに転換点にあると言えます。


この写真は本文とは関係ありません(笑)


『最も強い者、最も賢い者が生き残るのではない。変化できる者が生き残るのだ。』とは、進化論を唱えたダーウィンの名言です。この言葉を胸に留め置き、機を見るに敏に変化し、適応しつつ、地域の安全安心に自身の力を大いに活かすことが出来ればと思います。

アナウンサーとして、消防団員として、不肖、星は多方面からの地域貢献に、益々、力を尽くして参ります!!


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