『厳しく、優しく。』

その方、日比野団長です(左)。個性の強い面々を、時にいなし、時に励ましながら率いていく姿勢に、昭和男子の懐の広さ、深さを見ました。団長が常々言っていた「厳しく、優しく」の言葉は、私の宝物です。有難うございました!(この写真は今年2月に撮影したものです)
人生、誰にでも転機は訪れる。
偶然にも転機を与えて頂いたのが、その方でした。
ふと足を運んだ地域のイベント。気さくな笑顔で「力を貸してくれないか」と話し掛けて来たのが、その方でした。
東海豪雨、東日本大震災、熊本地震と、未曾有の災害を取材し報道していく中で、自分自身の立ち位置に迷い、何か釈然としないものを感じながら自問自答を繰り返していた時、期せずして指針を示して頂いたのが、その方でした。
その方が、三月末日をもって『卒業』しました。
送別会も開催出来ず、直に別れの挨拶も出来ずにその日を迎えたことを、仕方の無いことと頭で理解していながらも、未だ心に悔しさを感じる自分がいます。
この春は、そのような別れが沢山あったのだと思います。
今春、ご卒業を迎えた方々の船出が、新しき航路が、素晴らしきものであることを、心から願って止みません。
皆さんの航海が、穏やかなものでありますように__。