星 恭博

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無党派的考察日記

トリアージって・・!?

担架上の方は「車を運転中に地震が発生し壁に衝突。歩行不能。意識はあるが苦しそうでしっかり喋れない」という想定です。


先日、学区内の総合防災訓練に消防団として参加しました。
いくつか行われたレクチャーのひとつに「トリアージ」がありました。

そもそも「トリアージ」とは、災害現場において多くの怪我人が同時に発生した場合、緊急度や重症度に応じて適切な処置や搬送をおこなうために怪我人の治療の優先順位を決めることを言います。
フランス語のtrierからの派生語で「選別する」という意味を持ち、1800年代の初頭ナポレオンの時代において、戦場で負傷した兵隊の処置の優先順位をつけるために考えられたのが始まり・・と言われています(日本救急医学会より)。


車椅子の方は「地震発生時に転倒して右手足を強打。右足に激しい痛み。歩行不能。意識ははっきりしている」という想定です。


対象となる怪我人が、(1)歩行可能か? (2)呼吸の有無は? (3)呼吸数は? (4)循環状態は? (5)意識レベルは?・・によって、緑(保留群)、黄(待機的治療群)、赤(最優先治療群)、黒(無呼吸群)に分け、その色のタグを怪我人に着けて行きます。

この日は、怪我人役の人に負傷の状態を示すプラカードを持ってもらい、消防団が日本赤十字から参加した医師が待機するエリアへ「怪我人」を搬送し、治療の優先度を決める訓練を行いました。


日本赤十字の医師が手順に従って判断し「怪我人」の治療優先度を決めていきます。


現状では課題点も内在するといわれるトリアージではありますが、救命チームや医療機関の物資・人員等が極めて限られる中で大量の怪我人に対応しなければならない時、一人でも多くの命を救うにあたっては有効な考え方とされています。
このトリアージの考え方を地域で共有し、個々が理解することによって、災害時における医療現場での混乱を抑える大きな力になるのではと、訓練を終えて改めて感じました。

地元の消防団では、地域の消防署と共同で防災訓練を行っています。
体験することで救える命、守れる地域があります。
お近くの方を誘って訓練に参加してみませんか。消防団がお待ちしています!^^