理系人@メ~テレ メ~テレ理系人スペシャルインタビュー

インターネットとの連携は、
前例がないことの連続。
新しいテレビのあり方を、
自分たちで作っていくのが
面白い。

メディアデザイン部小林 晋尚Kobayashi Yukinari

メ~テレ初のライブ配信が、メディア連携を意識するきっかけとなった

テレビはオワコンと評される向きもある中、「そうは思わない」と小林は言い切る。「もし、テレビの作るコンテンツが本当につまらないのであれば、番組の違法動画がインターネットにアップロードされるわけないですよね。でも、若い人たちはデジタルネイティブ。テレビも変わらなきゃならない」。そんな状況の中、テレビと新しいメディアを連携させ、何ができるのかを考えるのが、メディアデザイン部のミッションの一つである。テレビと他メディアの連携は数年前から注目されており、メ~テレでもYouTubeなど、他メディアへの展開を開始していた。そんな折、小林がメディアデザイン部に異動して早々の2013年、全国的にも大注目の名古屋市長選が行われることに。しかし、開票開始の日曜20時台は、地上波ではゴールデン帯の番組が放送されている。地域の映像情報をリアルタイムで伝えたい・・・そこで、候補に上がったのがインターネットでのライブ配信だった。小林はメディアの選定に関わり、ニコニコ生放送の担当者に直接アプローチ。メ~テレ初のインターネットライブ配信が実現した。この取り組みを契機に、テレビを取り巻く環境変化を追い風として、メ~テレのメディア連携はさらに加速していくこととなった。

小林 晋尚Kobayashi Yukinariメディアデザイン部
電気電子工学科卒業│2005年入社
※所属部署は2018年7月時点の情報です
小林晋尚の理系人DATA

新技術を
先駆的に取り入れていく

小林が現在取り組んでいるのは、メディア連携を図る上で需要となるシステム構築だ。動画配信が注目を集める中、地元アイドルの動画配信アプリを自社開発し、広告媒体機能について技術検証を行った。インターネットの世界では、常に新たな技術やサービスが生まれ、さらにその変遷も早い。新技術にキャッチアップし知見を広めつつ、いち早くトライアルの機会を生み出すフットワークの軽さも大切だ。テレビに付加価値を持たせるサービスはメディア連携だけではない。例えば、次世代の放送サービスとして注目されている技術の一つ、ハイブリッドキャスト。放送と通信がこれまでにない次元で連携するサービスで、HTML5によるアニメーション演出などWebページレベルの表現を行うことができる。また、ハイブリッドキャストでは4K動画配信も可能だ。メディアデザイン部では技術戦略部と協働でハイブリッドキャストによる4K動画配信の技術検証や運用を行っている。

いろんな部署と協力するから、いろんな人に声をかけてもらえる

昔、テレビは家族みんなで囲んで話題にするような、茶の間の団らんの中心にあった。だが、ライフスタイルの変化から、テレビの前に家族が揃って観るような機会は減少し、「おひとり様視聴」が増えている。「Twitterで番組の感想をつぶやく視聴者も多いですが、テレビをベースにして、視聴者同士がコミュニケーションを取れるツールを提供できたら」と小林は考えている。メディアデザイン部には社内から、インターネットを絡めた企画や、さまざまな相談が舞い込む。部単体で動くことは少なく、様々な部署と協力して仕事を進める機会が圧倒的だ。前例のない取り組みがほとんどのため、ゼロから調べて進めることばかりだが、小林はそのこと自体を楽しんでいる。「メディアデザイン部はやる気があれば、面白いことをどんどん実現できる部署。それに、残業していると、必ず誰かが『何してんの?』と声をかけてくれる。一人ずっと机に向かっているとストレスもたまってくるので、話しかけてくれる人がいるのはありがたいです」。メディア連携の社内第一人者を目指し、小林はこれからも技術に裏打ちされたアプローチを続けていく。

今、テレビに眼差しを向けるあなたへ
名古屋テレビ放送からメッセージ。

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