理系人@メ~テレ メ~テレ理系人スペシャルインタビュー

ローカル局でありながら、
10年先20年先の
技術をデザインする。
ここには、未来を作る責任と
やりがいがある。

技術戦略部原 大智Hara Daichi

放送技術の未来に向け、トライアルを重ね、走り続ける

技術戦略部は、メ~テレの次世代技術をデザインする部署だ。メーカーが開発した最先端の次世代放送機器を現場運用部署と積極的に活用。その成果は今後の放送設備プランに落とし込むとともに、学会・セミナーで発表をすることで、業界の進歩へとつなげていく。例えば、最近であればドローンのメーカー選定や、ルール策定、運用方法などにも関わった。製品は各ジャンルで次々生まれており、その数は膨大。特徴を把握したり、技術トライアルをするだけでも大変な作業になる。こうした専属の部署がある局は実は少ない。技術戦略部は、メ~テレが次世代技術に力を入れていくという明らかな姿勢の表示なのだ。一般的に技術系の仕事は専門性が高いゆえに先輩から教えを受けて進めていくことが多いが、メ~テレ技術戦略部は新しい技術に対しベテランの知識だけでは立ち向かえないことを知っている。新しい技術を取り入れるセクションなので、原のような若手の意見も通りやすく自分で新しい仕組みを作っていけることが魅力だ。

原 大智Hara Daichi技術戦略部
工学研究科 電気工学専攻修了│2014年入社
※所属部署は2018年7月時点の情報です
原大智の理系人DATA

技術戦略は、現場ありき

次世代技術の代表格には、フルハイビジョンの4倍もの高画質化を追求した“4K”が挙げられる。自社所有の4Kカメラや、メーカーの協力を得た4Kデモカメラを持ってロケに行き、検証を行うこともある。現段階では4Kの映像は地上波には出し口がないが、他部署から「イベントで4Kの映像を使いたい」という相談を受け、企画を技術面からサポートすることも。このように技術戦略部は、様々な部署と協働することが多い部署だ。4K映像の出し口の1つとして、インターネット通信を使ったハイブリットキャストテレビなども研究対象である。こちらも他部署と協働して、将来的な家庭への4K配信の可能性を模索するため、ノウハウ構築、研究・トライアルを続け、その効果を提示している。原は2年間、映像技術部でカメラマンやビデオエンジニアとして現場で放送機器を使った経験を活かし、戦略を立てている。

リラックスできる環境だからいいアイデアが生まれる

原が入社して意外だったと思ったのは、技術局には歓送迎会以外飲み会があまりないことだと言う。テレビ業界は毎日飲み会というイメージから、内定してから必死に飲酒の練習をしたが入社して肩透かしを食らった社員もいるらしい。原も、「入社して半年間飲みに誘われる機会が少なくて、自分は嫌われているんじゃないかと思った」と笑う。「仕事面では、社員を型にはめようという感じが全くないので、自分のような若手社員がいい意味でリラックスしながら働けています。上司や先輩も朗らかな方ばかりなので、意見も言いやすいです」。プレッシャーとは無縁の環境だからこそ、いいアイデアが生まれるのかもしれない。

今、テレビに眼差しを向けるあなたへ
名古屋テレビ放送からメッセージ。

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