日本最大級のお花畑を展開する、三重県桑名市のなばなの里は、春のチューリップや秋のダリアが有名だ。この見事な花園の裏側には想像を絶する努力が隠されていた。10日くらいしか持たないチューリップを1ヵ月咲かせ続けたり、高原に咲くダリアを、高温多湿な東海地方で2千本も咲かせる努力。この作業を開園から10年に亘って創意工夫を続けてきたのが、今年5月で定年となり、現在は嘱託で働いている園芸課の中澤教治さん(60歳)だ。もともと系列のホテルで働いていた中澤さんは、園芸の知識がほとんどない状態でなばなの里の開園と同時に赴任した。花を育てるには不向きな土壌や気候と向き合い、一大お花畑にしたのは、「来園者に見せるにはなんとしてでも花を咲かせなければならない」という信念だ。その気持ちが折れることなく今日まで続いたのは、団塊世代である中澤さんの仕事への打ち込み方であった。番組では、去年夏に始まったダリアの栽培から中澤さん現役最後の仕事となった今年春のチューリップの栽培までを密着、団塊世代の仕事にかける生き様を描く。 |