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番組マニフェスト
【 評価対象:2009年5月2日】
   
プロデューサー名:早川健一
タイトル
テレメンタリー2009 裁きの瞬間(とき)
〜「闇サイト」女性殺害事件に判決〜
放送日
2009年5月2日(土)
放送時間

午前6時30分〜6時30分

スタッフ

制作スタッフ等:D:酒井千絵
技術スタッフ等:C:植村孝章 CA:芝原元気 編集:田崎慎太郎、佐藤和彦
その他、美術スタッフ等:ナレーター:鈴木弘子

キーワード
【制作者の思い】
[1] 遺族の処罰感情の強さを知る
[2] 被告側からみた事件と裁判を、少しでも理解する
[3] どう判断していいのか悩む
[4] 映像力(イメージカット等で単調にならないように)
[5] 取材力(40通にのぼる被告人との手紙のやりとり)
[6] 構成(裁判員制度を意識した作りに)
番組ジャンル
ドキュメンタリー
企画内容
「死刑」と「無期懲役」のボーダーラインともいわれてきた名古屋の「闇サイト女性殺害事件」。3月18日、名古屋地方裁判所は判決で、3人のうち2人を「死刑」、自首した1人を「無期懲役」とした。殺害された被害者が1人で、2人以上の被告に死刑判決が出たケースは、過去にはほとんど無い。しかし判決後、3人の極刑を求めてきた遺族は、「1人だけ無期懲役なのは、納得がいかない」と涙ながらに語った。5月から始まる裁判員制度では、私たちが「裁く」立場として「遺族の処罰感情」を目の当たりにする。判決に「遺族の処罰感情」は、どこまでくみ取るものなのか−かつて被害者が1人の事件で死刑判決をだした元裁判長の2人に疑問をぶつけると、その考え方は全く違っていた。番組は「遺族」と向き合いながら、「裁く」ことの意味を考える。


番組評価結果 番組評価結果

【主なご意見】

これだけ遺族の信頼を得て他の記者ができない取材ができたのは、取材者の努力と誠意のたまものだと思う。被告人との手紙のやりとりも、被告人の心情を知る手立てとして、また裁判の全体像を知る材料として大変有意義なものだった。

遺族の処罰感情をどこまで汲み取れば良いのか考えさせられ、5月から始まる裁判員制度を考える良いきっかけになったと思う。

「強い」遺族感情を持つ被害者の母を通じて、裁判員制度開始を前に、今後の裁判現場でも起こりうるであろう難しい状況を理解することができた。これまでの経過の説明も適量で、30分という短い放送枠の中でうまくまとまっていたと思う。

「番組の内容が3人とも死刑で当然」という遺族の意見の方に偏っていたと思う。

「被害者の人数が死刑か無期かのボーダーライン」という方同はさんざん見てきたが、それと合わせて遺族の処罰感情が判決を左右するものなのか否か、という視点を盛り込んだのは評価できる。




8月から実際に一般市民が参加することになる裁判員制度を前に、被害者感情と向き合うことの難しさを、視聴者が考える一助になればという主旨で作りました。特に裁判長時代に、被害者が1人の裁判で、実際に死刑判決を出した2人の元裁判官でも、被害者感情にいかに対応するかは、判断が分かれることを知り、今回番組に対するコメントを書いていただいた多くの方々同様、驚いたことおよび裁判員制度の難しさを感じたことを覚えています。一方、被害者の母親の感情や活動を柱に構成したため、一部の人には“被害者寄り”との感想もあり、今後の番組つくりに活かしたいと思います。

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