メ〜テレのアーカイブライブラリーに眠っている中国の映像。国交正常化前・文革期の隣国を取材したフィルムは膨大な量に上る。世界に先駆けて敢行した取材は、数々のスクープもものにした。しかしアーカイブの中には、完成していたのに放送されなかった番組も眠っていた。「中国の顔 第13話〜つぎの世代へ ひきつぐ者の証言〜」、文革時代に「走資派」ケ小平を批判したインタビュー番組である。実はこの番組を取材、編集した後で中国の政権が交代、ケ小平が復権したことを理由に、メ〜テレは放送を取りやめたのだ。中国政府の言うままに取材を続けた結果である。この「幻となった第13話」を検証し、当時の中国報道の問題点、そして35年後の今、私たちメディアの果たす役割について考える。 |