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番組マニフェスト
【 評価対象:2006年8月14日(月)】
   
プロデューサー名:五十嵐信裕
タイトル
命をかけて 〜入市被爆者 原爆症認定訴訟を闘う〜
放送日
2006年8月14日(月)
放送時間

10時25分〜11時20分

スタッフ

制作: ディレクター:安藤則子
技術:撮影:吉岡弘、VE:則武正雄、編集:中西州代、音効:尾崎勝弘

キーワード
【制作者の思い】
[1] 記憶に残る…命をかけて最後まで闘う高齢化した被爆者の怒り
[2] なるほどと思う…国が定めた原爆認定のルール その頑なさ
[3] 考え方が変わる…まだ戦後は終わっていない 改めて考えさせられる
[4] 取材力…入市被爆者の訴訟に密着
[5] 構成…わかりにくい原爆認定などのしくみがわかる
[6] ナレーション…淡々とした語り しかしそこからは「怒り」が
番組ジャンル
ドキュメンタリー番組
企画内容
原爆投下直後に海軍の命令に従って広島市内に入り救援活動を行い被爆した甲斐昭さん(愛知県知多市)。甲斐さんは爆心地付近を歩き放射線に汚染された土・埃を吸い水も飲んだ。 甲斐さんは広島を出た後、下痢などの急性症状に襲われた。その後甲状腺悪性リンパ腫や原因不明の発作・倦怠感等による入院・手術の繰り返しの生活を送ってきた。国は甲斐さんのような「入市被爆者」を原爆症と認定していない。
2003年、高齢化している入市被爆者が、生きているうちに被害を認めて欲しいと、全国で集団申請・集団訴訟を起こした。甲斐昭さん(79)は名古屋地裁に第1号の原告として提訴。病気と被爆の因果関係が不明だとして、これまでほとんど認められなかった入市被爆者の原爆症認定を裁判で訴えている番組では、甲斐さんの病気に苦しみながらの裁判活動と、日々の暮らしを追いかけ、命がけの闘いと被爆の実相に迫る。


番組評価結果 番組評価結果

【主なご意見】

欲を言えば、国側への個別の取材があれば、なお説得力があったと思う。

ナレーションは淡々としていて、とても聞き取りやすかったし、テーマに偏っていないしゃべり口には共感ができました。

このドキュメンタリーのよかったところは、反戦、原爆と、ついつい感傷に流されやすくなるのだが、感傷は抑えて科学的な実証面にかなりウエイトを置いているところである。

国から原爆症と認定された人のあまりの少なさに驚かされた。

街頭での署名活動やデモ行進を今までは見かけても、怪しげな団体だと思ってあまり関心を持たなかったが、甲斐さんたちのように必死にやっている人たちもいることを知り、考え直した。




短期間での後処理(編集・MA)だったため「ああすれば良かった」と言う事が後からいくつも出てきた。国が主張する「世界的に認められた知見」とは何か、もっと掘り下げたかった。
時系列に重点を置いた構成で、平板な作りになったのも反省点だ。取材開始は2004年夏。甲斐さんの裁判もようやく9月に結審し、来年始めに判決の予定。大阪、広島と原告が勝訴。名古屋地裁はどんな判断を下すのか。
その時、今回の反省を生かして番組を作りたい。

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