メ〜テレ 視聴率と視聴質…今メ〜テレが目指すもの。
 
番組マニフェスト
【 評価対象:5月17日 】
 
プロデューサー名:森 和貴 
タイトル
メ〜テレドキュメント「憂貴の翼」
放送日
2004年5月17日(月)
放送時間
深夜1時18分〜深夜2時13分
出演者
磯貝憂貴(12)とその家族 他 (ナレーター)戸田恵子
スタッフ
制作 演出:安藤則子 プロデューサー:森和貴
技術 カメラ:村井航 吉岡弘 音声:植村孝章 編集:竹内雅文 音効:中村充
キーワード
【制作者の思い】
[1] 人に話したくなる…障害を持った子供の可能性が提示され話題性がある
[2] 記憶に残る…成長する少年の姿と絵の変化が印象的に表現されている
[3] 癒される…純真な少年の絵は、見るものの心に響く
[4] 構成…現実社会の中で揺れ動く少年の心を巧みに表現している
[5] 取材力…壁が厚い障害者の問題に、深く切り込んだ取材が行われている
[6] 映像表現…HDカメラで捉えられた少年の絵や日常の姿は感動的である
番組ジャンル
ドキュメンタリー
企画内容
愛知県碧南市に住む磯貝憂貴君(12)は、岡崎盲学校に通う中学1年生です。
少年・憂貴の描く世界はまさにファンタジー。私たち大人が忘れてしまった新鮮な心を蘇らせくれます。
憂貴にはいくつかの障害があります。視知覚や発達に障害があり、学習面に多少の問題を抱えています。小学校3年のときから描き始めた憂貴の「絵」は、「言葉」にかわって感性豊かな彼の心をしっかり表現しています。彼の絵に多くの人が感動します。そしてその絵には必ずといっていいほど憂貴が登場します。翼が生えた自分の姿が、そこにあるのです。母は息子の能力をさらに引き出すための努力は惜しみません。しかし、成長する子供との間に微妙な葛藤が生まれます・・・。子供の持っている可能性と絵に託されたメッセージを探ります。


番組評価結果
【 評価対象:5月17日 】
番組評価結果
【達成度数】 71%
視聴率2.3% 占拠率17.0% アクセス数1,689pv(5/11〜5/23)

【主なご意見】

〜放送記者、ebi倶楽部会員のご意見から〜
なぜ翼のある自分を描くのか、題名に掲げているからには説明不足。

長い時間をかけて信頼関係を築いた取材者を評価したい。

カメラアングルや画角などはとても大胆なものが多く、絵に力がこもっていた。絵を描く様子や表情などが鋭く映し出され、見ごたえがあった。

全体としてドラマチックさに欠け、淡々と流れてしまった感がぬぐえない。引き込まれるような展開がなかった。

憂貴くん親子を取り巻く社会(学校とか近所とか)との関わりを知りたいと思った。

彼の描く絵には本当に元気を出してくれるものがあり、癒された。

とても明るいタッチで憂貴くんを描いていることに好感を覚えた。

母親にもっと突っ込んだ取材をしてほしかった。彼女の本心に迫っていたとは言い難い。

あまりにも「きれい」に撮りすぎていたと思われる。「汚れた部分」というか、この一家の「負の部分」をためらわずに見せたら、さらによかったのではないか。

思わず微笑んでしまいそうな絵の数々が印象的。

母と子の目に見えない心のぶつかり合い、母親のもどかしさが伝わってきた。子どもの力を引き出すには何が大切かを考えさせてくれる。

障害の問題は難しい。下手な説明を入れたり、型にはめ込んでしまうよりも自然な姿がより素直な目線でとらえられてよかった。

多彩なカメラワークで自然の色彩を美しく、人間の表情と動きを躍動感いっぱいに表現していた。

少年の内面から絵の変化を捉えるチャレンジは良かった。



憂貴君の絵には私たち大人が忘れてしまった大切な心を蘇らせてくれます。その絵に感動した取材スタッフはどうすればそれが伝えられるかに腐心しました。
「障害の有無に関わらず子供の才能を育むことの大切さと難しさを訴えたい」と思うディレクターの強い意志が番組を成立させ、カメラマンは憂貴君の表情や作品の微妙な変化を見逃さないように心がけました。障害者を取り巻く環境への取材はプライバシーの問題など厳しいものがあります。しかし、その現実を突破して真実をお伝えすることこそ制作者の責務と思います。また、憂貴君の絵だけでなく、母子関係の上での変化は取材中の思いがけない出来事でした。淡々と過ぎていく日常生活の中に起きるちょっとした変化の兆しを十分に表現できなかった点は深く深く反省しています。ご批評ありがとうございました。

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